コミナスブログ 子どもの発育と発達

赤ちゃんに制限していませんか

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石鍋てるみです。

赤ちゃんは自分で成長する力を
持っているといます。

赤ちゃんは、
今自分が置かれた環境の中で
五感を使って情報を収集しながら
成長していきます。

ですから五感で感じるという部分は
成長には欠かせない大事なものになってきます。

寝たままの赤ちゃんは
動けなくてもおっぱいの匂いや
ママの感触、温度
いろんなことを体感して
対象がどんなものであるのか
繰り返しインプットしながら
ママという存在を感じとることが
できるようになります。


言葉で説明なんていりません。
このママという対象は
自分にとって安心な存在で
いつでも自分を守ってくれている存在だと
感じとっているわけです。

子どもの感覚は敏感です。
家の中の空気感が良いか悪いかも
すぐ感じ取れるくらいです。

大昔であれば
それができなければ命取りですから
本来は感覚は敏感であることは
自分を守る唯一の武器ですから
生き物として大事なことなわけです。

今、育児の場面で
この五感で感じ取る経験が
減ってきていることが懸念されています。

いわゆる動物的感が鈍い状態。

こうすれば、危ないなとか
こうなりそうだなと予感を感じるなど
目に見えない現象を想像したり
汲み取る感覚が鈍いのと、
自分の身体の感覚が想像できないので
目で見ていることが実際は
どのように感じられるものなのかが
わからないということも起こります。

そのことで、大人になっても
不器用、気が利かない、
単純なミスをするなどが
目立ってきていると言われています。

人の肩を叩く時の手加減が分からず
痛くしてしまったとか
公共の場所で大声で話してしまうとか
建設現場の道具を適当に置いてしまい
落下してさせてしまったとか
点検ミスがあったとか
いろんなことが繋がってきます。

赤ちゃんが自分の手をじーっと眺めたり
口の中に入れて舐めてみたりするのを
見たことがあると思います。


人間の成長過程であの動作は非常に大切なもの。

コロナウイルス感染症対策で
何でも消毒しなくちゃいけないというような
超清潔主義が蔓延する中で
この赤ちゃんの自分の手を舐めるという動作を
不潔だからやめさせようと、
手袋をしたり、手が口に届かないようにしたり
しているのを見かけることがあります。

いろんな変わったものをなんでも
舐めるのは困るとばかりに
おしゃぶりを常に咥えさせているのも見かけます。


このように赤ちゃんのやることに対して
やらせないように制限をかけていませんか?

ある時期に自分の手を眺め、手当たり次第に
舐めて確かめるということは自然なこと。

その後の成長のために必要だから
本能的に残っている現象です。

経験しないように取り除くのではなく、
しっかりと経験させられるように
環境を作ってあげることが大事です。

発達段階で子どもが自然に行うことには
それなりの重要な意味があります。

安全管理は重要ですが
安全に配慮しながらどうやったらそれを
思う存分やらせてあげられるかを
考えてほしいと思います。


 

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