石鍋てるみです。
子どもが食事の時にずっと座っていられないと
困っているお母さんがいました。
座って食べ始めるのですが、
すぐ、立ち上がり手に持ったままの
パンを口に頬張りながら歩き始めています。
『〇〇ちゃん、座って食べないとダメよ。
もう!すぐそうやって動いちゃうんだから』
そう言って、子どもが落としたパン屑を
拾い集めながら、後をついて回っています。
中には、しっかり食べさせないとと思うあまりに、
お茶碗とスプーンを持って子どもについて回って、
タイミングを見計らって
あ〜んって口に入れている姿も見かけます。
こんなふうについやってしまっているならば
もうやらないと決めましょう。
食事に集中できない原因を取り除き
ゆっくりとした環境を演出しましょう。
1歳前後で、自分である程度好きなところに
移動できるようになると
こういう悩みを訴える方が増えてきます。
一度これが許されてしまう環境を覚えてしまうと
修正には根気が必要になります。
ですから、こうなる前に最初が肝心。
食事の席を勝手に動き出したら
ご飯はおしまいにしてしまう
ちゃんと席に着いた時だけ
ご飯やおやつが食べられるということを
習慣つけることが大事です。
これが定着する前に、
外出先だからいいやって
立ち食いを許してしまったり、
遊んでいる途中で、
『はいっ』て口の中におやつを入れてあげたり
一貫性のないことを教えてしまうと
子どもは何が正しい食事の食べ方なのかが
混乱してしまいます。
ご飯だよって言った時に
子どもにどうなって欲しいかを
イメージングをして
その姿に向けて小さいステップを目標にして
できたら褒めるということを
根気よく毎回続けるようにします。
ご飯の合図で、席に来ることができたら褒める。
座って、食べ始めたら褒める。
動きそうな気配を感じても、
一瞬でも、自生することができたら
すぐ褒めるというような感じで、
できないことを注意するより
できていることを見つけて
答え合わせする感じです。
食事は毎日行うものですから、
マナーは習慣化していきたいものですよね。
一度、覚えてしまった好ましくない行動を
修正するには根気が必要です。
一瞬でも、座って食べることができたら
その瞬間をすかさず褒めましょう。
『ちゃんと座って食べられてるね』など
行動を具体的に認めていきましょう。
親が自信のある動じない態度で、
子どもにわかりやすく、
楽しく教えていけば
良い習慣は作ることができます。