石鍋てるみです。
私はここ数年、子どもと2人旅を
しています。
知らない土地に行くと
どんなに下調べをしたとしても
予想外のことが起きてしまうことがあります。
いつの頃からかトラブル時に
子どもに助けを求めるようになりました。
子どもが小さい時には
全ての責任は親の私にあったわけですが
子どもが思春期を迎える頃になると
頼ることも多くなってきます。
交通手段が遅延して
ルート変更しないといけなかったり
タクシーがつかまらないとか
天気が悪化しまったとか
急なトラブルは起こりがちです。
そんな時も、「どうしよっか?」って
相談できるのは心強いし
子どもの成長を感じるところです。
今は、素早くネットで検索して
いろんな方法を考えてくれたり
私がプチパニックになっていても
冷静な返事を聞くだけでも
落ち着くことができます。
一緒に考えて、対応できた瞬間
子どもって成長してるなーって
嬉しくなります。
でも、うまくいかなかった時に
責任の擦り合いになりそうにもなります。
あの時、時間を取り過ぎたから
こっちが間に合わなかったじゃないかとか
雨が降りそうなのに、
もっと、早く歩けないのかとか
イライラしてしまいます。
歩く速度、出発時間までの
準備の進め方など
私が思った通りに進んでいないと
どうしても気になってしまい
一言嫌味を言いたくなってしまいます。
いつもだったら気にならないことも
自分も、新しい場所での経験で
心に余裕がありませんから
許容範囲が狭くなっていて
我慢ができる限界値が低くなっています。
そんな時、一番自分の感情が素直に表出てきて
自分でも驚くことがあります。
もしも、そのままの気持ちを
ただ相手にぶつけてしまっては
せっかくの旅行が台無しになります。
こんなイライラしている自分に気がついて
早くその想いから抜け出すことが必要です。
イライラを作っているのは
自分の心ですから
人は自分の思い通りに動いてくれるという
思い込み、期待をしないようにします。
自分の勝手な思い込みに
よく気づけるのが旅行です。
時々、思春期の子どもと二人旅すると
その子に対しての思い込みに気づきます。
意外と真面目なんだなとか
結構、こういうのに興味があるんだなど
本当の姿を見る機会にもなります。
子どもが思春期を迎える頃からは
家族旅行ばかりでなく
時には子どもと2人だけの旅を
計画してみてください。
子どもとの関係が変わってくるかも知れません。