シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
あなたは、【子どもには、お金がかかる】という
イメージを持っていますか?
確かに、私も5人の子どもを育てていますが、
お金は悩みの種です。
やはり、正直結構かかるものです。
それでも、公立・私立の学校という選択で、
生活レベルの見合った学校を選ぶこともできますし、
大学は、子ども自身が稼いで行くという考え方もできますから、
それなりにどうにかやれるものです。
けれども、やはり子どもの希望した進路を
経済的な理由で狭めてしまうことは、
可能な限り避けたいとも思うのが親心です。
子どもの将来のために、
ある程度のお金を準備できる期間は、
子どもが小学生までと思っていた方がいいと思います。
それ以降は、何かと出費が多くなってきます。
この期間で、どのくらい蓄えを準備できるかで、
子どもへの教育費の負担は全く変わってくるでしょう。
私自身は、3人がほぼ年子なので、
一時期はお金がどんどん出ていくので、不安でした。
もっと、しっかり準備しておけばよかったと
今は後悔しかありませんが
それでも、こんな私の失敗経験から、
これは、やっていてよかった、こうすればよかった
という方法があるので、ご紹介します。
1 児童手当に手を付けず貯める。
中学生までの子どもがいる世帯には、子ども・子育て支援として
児童手当という現金が給付がされる制度がありますね。
現在は子ども1人につき、3歳未満には月額15,000円、
3歳以上から中学生までには月額10,000円が支給されます。
(第3子以降は3歳から小学校修了まで月額15,000円に引上げ)
原則として、4か月分づつ振り込まれますが、
これに、手をつけずに生活するようにします。
児童手当の金額は、状況によって変わりますが、
約200万円を貯めることができます。
大学や、専門学校の初年度の入学金の足しにすることができて
だいぶ助かりました。
ただ、所得制限が設けられています。
2022年10月から世帯主の年収が
1,200万円程度を上回る世帯への
特例給付が廃止されることになりました。
このように、制度はいつ変わるかわからないのが難点ですが、
大事な支給金は有効に使ってほしいと思います。
そして、今月は6月分以降の児童手当等を受けるための
現況届の提出月です。
忘れずに届けましょう。
2 無償化されていないつもりで貯める
私の頃はまだ保育料、高校の授業料などは支払いがありましたが、
現在は、無償化になっています。
この制度は子育て世代には、うれしいものですよね。
ただ、これも、現在の制度です。
いつ、情勢が変わり、廃止されるかわかりません。
無償化になったとしても、
実際支払わなくてはいけなかった金額を
無償化がなかったつもりで、
貯めていくことをおすすめします。
万一、制度が見直されて、一部負担になっても、
急に家計を見直す必要がないので、不安が少なくなります。
3 医療費は支払ったと思って貯める
これも、2番と同じようですが、
健康保険加入している子どもにかかる医療費は、
小児医療助成制度が受けられます。
窓口での支払いは、対象にならない部分だけで済むはずです。
これも、可能であれば助成額と同額を貯めるようにします。
無料だからといって、自己管理で医療費をかけないで済むことも
意識することができます。
4 おもちゃ・絵本・洋服など無駄に所有しない
子どもの成長は早いし、興味もどんどん変わります。
常に、新しいものを用意できたとしても、
まずはレンタル・中古品など有効活用をおすすめします。
その時の子どもにあったものを、厳選して
与えるようにします。
このように、小さな意識なのですが、続けていくと
まとまったお金が自然と準備できます。
とにかく、子どもが小さいうちにしか
思うようにお金は貯められません。
たくさん稼いでいても、そうでなくても、
お金は必要な時に必要なだけ手元にあることが
安心につながります。
参考になる方がいたらうれしいです。
生活を見直して、子どもの将来を想像して
少しづつ準備していきましょう。