シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
あなたは、こんな経験がありませんか？
あなたが何度叱っても言うことをきかないのに
「旦那が言うとすんなり言う事をきく」
「おばあちゃんの言うことはきく」
誰の言うことも聞かないなら、『今はイヤイヤ期だからな』とか、
『性格が、頑固だから、主張がつよいから』とか
何とか納得しようとすることができます。
でも、自分の時だけ、この問題が発生していると感じた時、
（毎日一番子どものために頑張っているのに・・・。
何で、言うことを聞いてくれないの）って悲しくなります。
そして、子どもに対してイライラする、
いいとこどりの旦那に腹が立ったり、
姑にダメな母親だと思われている・・・
こんな風に色んな感情が湧いてきます。
さらに、
「全然いうことをきかない困った子」
「他の子に比べて育てにくい」
「私が母親だから、ダメなんだ」
そんな気持ちがあなたの心におこると、問題は深刻化します。
ますます【子どもをしっかり育てなくちゃいけない】と
力が入ったり、親としての自信がなくなって、
子どもへの要求が強くなってきます。
「早くご飯を食べなさい！」
「いつまでも、テレビ見てないで着替えなさい！」
なんていう、言葉が増えてしまいます。
そして、やっぱり子どもはあなたの言うことをきかない
こんなループにはまっていたとしたら、
子どもとの関係を冷静に見なおすチャンスです。
子供が言うことをきかないのは、
子どものせいでも、あなたのせいでもありません。
これは、あなたと子どもの関係性の問題なのです。
ループにはまってしまっているとしたら、
お互いの心の奥にこんな思いが隠されています。
【自分を認めてほしい】
お母さんであるあなたは
子どもにとって良いお母さんだと認めてほしい。
よい妻だと認めてほしい。
できた嫁だと認めてほしい。
私の思いは正しいと認めてほしい
そして、子どもは
自分であることを認めてほしい
自分でできると認めてほしい。
自分の思いは正しいと認めてほしい。
【相手に認めてほしい】と期待するもの同士が
この思いでぶつかり合っているうちは、
お互いの言うことを聞こうとすることができません。
子どもが言うことを聞かない＝お母さんが言うことを聞かない
反発しあう緊張した関係性になります。
では、どうしたらいいのか。
そうですね。緊張をほぐせばいいのです。
子どもに、あなたを認めさせようとひっぱっているひもを
ゆるめる方法。それは・・・。
まず、あなたが子どもを先に認める事です。
『あなたは、そう思っているんだね。』
『あなたは、こうやりたいと思っているんだね』
わかったよと、子どもに伝える事です。
そのあと自分の思いを伝えるようにします。
今日のアドバイス
子どもを子ども扱いしない
子どもを、自分の考えを持っている一人の人間だと
一歩離れたところから、子ども扱いせずに
対等な立場としてみることで子どもに変化が起きます。
あなたが、子どもを理解しようと寄り添うと、
子どももあなたに近づき、
心を開いてくれるようになります。
解決策はいつもシンプルです。
あなたがしてほしいことを、先に与えることで
あなたに返ってきます。
相手が自分をわかろうともしないで、
指示ばかり出されても、
素直に話をきく気にはなれないはず。
相手が自分を、軽く扱うような人とは
信頼関係はもてないはず。
この感情が起こるのは、人として当たり前で
大人も子ども同じです。
子どもの姿は小さく幼いので、
大人は自分の方が正しい、指導する立場にあると
思い込みやすいです。
でも、感情の年齢は対等です。
わが子であっても、他人の大人であっても
同じように対等に付き合う気持ちで接していけば、
子どももあなたを理解してくれるようになります。
子どもはあなたに一番認めてほしいのです。
あなたの前で、他の人の言うことをきく姿を見せるのは、
あなたに、ありのままの自分を認めてほしいというサインです。
そんな行動をする子どもに対しても腹を立てずに、
「おとうさん（おばあちゃん）のお話をきいて
〇〇できたね。お母さん嬉しいよ』と
あっさりと伝えられるくらいに、
自分の感情をコントロールできるようになると
子どもとの関係は、改善していくことができます。
いつの間にか
子どもに言うことをきかせようという気持ちも
なくなってくると思います。
自分の感情との闘いは、大変なこともありますが、
少しずつ挑戦してみてくださいね。
