シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
さっそく、ちょっと質問です。
あなたが、雨上がりの道を歩いていたとします。
そこに、水たまりの上を勢いよく車が通り抜けました。
バシャ―ンっと、はねた雨水が、
あなたの足にかかってしまいました。
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こんな時、あなたにどんな感情がおこりますか?
大きく3パターンでみてみましょう。
あなたの感情は、何番に近いですか?
1 ひどーい!あの車のせいで、汚れちゃったじゃない!(怒り)
2 あー大変。汚れちゃった。(冷静)
3 こんなところを、歩いていたからいけなかったんだ。(自己嫌悪)
物事を捉えるときの思考癖がみえてきます。
1・3番の感情が湧きやすい人で、その程度が大きい人ほど
育児に難しさを感じてしまいがちです。
現象を他人のせいにしたり、
自分のせいにしたりすることで解決しようとすると、
できない理由をどんどん思考が作り出していきます。
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2番のように、現象を冷静にそのまま見ることで、
じゃあ、次はどうしようかという解決の方に
思考が働くようになります。
グレーゾーンの子どもは、定型発達の子どもに比べ
個性的な考えや行動をすることが多いです。
そんな、子どもの言動に触れると、
人の目を気にしてしまう、他人からの親としての評価など、
子どもの言動の問題よりも、あなたの心の問題が浮き彫りにされます。
ありのままの、子どもの言動を受け止められるかを
定型発達の子どもを育てる親よりも、たくさん試されます。
グレーゾーンの子どもたちの言動が、かなり個性的ですから、
難題が多いわけです。
お母さん自身の中の当たり前(こうあるべき)に
当てはまらない子どもの言動を見た時
子どもが悪いから、できないからと子どものせいにしたり、
自分がしっかりできないからと、自分のせいにしてしまうと、
その問題は、良い解決には進みません。
初めての育児だったりすると、本当に大変だと思います。
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でも、この難題を超えていける力を、あなたはもらいました。
そんな子どもは、あなたを選んできたのですから。
難題を克服するこの機会を、親の成長として考えられると、
グレーゾーンの子どもの育児は楽しくなります。
子どもの言動を、ありのままで受け止めようとすると
その言動の理由が見えてきます。
大人には困って見えてしまうことでも、
子どもにはそうする理由があるのです。
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お母さんの当たり前(こうあるべき)という考え以外の
理由があることをたくさん知っていけます。
この経験を増やしていくことが、
あなたの器を大きく成長させていくことになります。
今日のアドバイス
子どもの言動には、子どもの理由がある。そのまま見守ればいい。
お母さんの思いを押しつけて、治そうとすることや、
親としての自信を無くすことはありません。
子どもには、自分で感じる心、判断力があります。
小さくても、一人の人間です。
子どもの力を信じて、見守ってください。
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子どもの気持ちに寄り添って、
子どもの世界を一緒に体験してみてほしいと思います。
近くで見守っていくことで、たくさんの学びができるのが
育児の楽しいところです。