石鍋てるみです。
夫婦の間に子供を授かったことをきっかけに
夫婦間に変化が起こります。
二人の間だけでは良くも悪くも、
それまで気づかなかった価値観のずれを
感じるのがこの時期です。
子どもが1歳を迎えるまでに
離婚に踏み切った夫婦は
珍しくありません。
育児に関する考え方の違い
パートナーの愛情が
自分に向けられなくなったという喪失感、
親族への負担感
自分だけが、大変な思いをしているという自己犠牲感
パートナーを変えたいという征服欲など
いろんな感情が、夫婦間で入り乱れます。
家族構成に変化が訪れた時
家族関係のバランスが
一時期とても不安定になることが多いです。
大きく揺らいでいる時期に
一人一人の価値観を
お互いに擦り合わせて
安定する位置を模索する期間が
とても精神的にも大変な期間となります。
自分の考えをどこかで妥協する必要があったり
相手を受け入れなくてはいけない場面も
出てきますから葛藤が多く大変です。
パートナーが共に向き合って
建設的に解決策を作ろうと
努力し合える場合は
このような、価値観のずれの擦り合わせは
お互いの成長のため有効に働きます。
けれども、そうならない場合は
関係に終止符を打つという方法を
早々に決める人もいるわけです。
そうできなければ
どちらかが、自分を押し殺して
相手に合わせることで
バランスを取ろうとするか
問題を無かったことにして誤魔化しながら
その都度回避し続けるか
本当の自分の思いは、
家庭外で発散するか
いろんなパターンで
どうにか家庭内は円満を
装うという改善策を使うことが
多いかもしれません。
家族内に全く問題がなく
いつも円満でいられるというのは
理想であって、
必ず何かしら危機が訪れるものです。
そんなとき、離婚するか
再構築するのか迷うはずです。
離婚を選ばなくても
再構築までに至らないで
その家庭ごとに対処方法や安定に向かう流れに
パターンができていて、なんとなく
ピークが過ぎている事が多いと思います。
あるご家庭では
問題が起こると、夫が不機嫌になり
家族にじわじわと圧力をかけます。
その問題の原因が妻にあること
子どもにあることなどを認めるまで
不機嫌が続くことがわかっているので
その場を早く終わらせたい気持ちで
夫にとりあえず謝ったり、
機嫌を取る行動をすることで
家庭の円満を保つというパターンです。
当然、繰り返していれば
夫婦間には、深い溝が生まれます。
熟年離婚につながるパターンです。
自分自身の機嫌をとる事ができない
未熟なパートナーは困りものです。
イライラを暴力で表現したり
ネチネチと不機嫌を表現し続ける人は
中身は5歳児以下です。
親になっても
中身は子どもと同じ
『かまってちゃん』
子どもが成長してきたら
その子どもよりも
精神年齢は低い可能性もあります。
もう、そういう人がパートナーだった場合
その人自信が成長するのを祈るしかありません。
変えることはできないので
自分の考え方を変えるしかありません。
パートナーを受け入れ
無償の愛で応えるしか
揉めない道はないかもしれません。
あなたが、自分の人生を大事にして
生きていきたいのなら
本当は、そういう人とは
近づかない方がいいとは思います。
でも、人は未熟ですから
あなたの未熟な部分、
不足を補ってくれるのが
パートナーだったりします。
夫婦関係って難しい。
他人には見えない繋がりがあるんですよね。
側から見れば
別れた方がいいのにと思う関係でも
そうできない理由があるもの。
本当に難しいです。
理想の良好なパートナーシップを築くのは
お互いに成熟した人同士が
尊重し合える関係性でないと
始まらないと思っています。
まだ、パートナーに出会えていないという人は
将来の良いパートナーシップを築きたいなら
自分が成熟することを意識して欲しいです。
人生のパートナーを選ぶときに
大事だと感じていることをお伝えするとしたら
私の場合はこれです。
『自分の機嫌をコントロールできる人』
そして、『人を尊重できる人』
パートナー候補者がいたら
その人の日常をよく観察してください。
お店の店員さん、掃除の人
子ども、高齢者、社長さん
どんな人にも気持ちよく接しているか。
陰で、人を批判してないか。
運転中に人格が変わってないか。
酒に酔っても、人を不快にさせてないか。
感情に起伏がないか。
自分は特別だとアピールしてこないか。
約束を守れるか。
こんなことで、
その人の自己コントロール力が
見えてきます。
夫婦になり、子どもができ
生活に重圧がかかってきたときに
その人の本心が炙り出されます。
パートナーはあなたが持っている
問題を見せてくれる
鏡のような存在でもあります。
あなたが変化すれば
パートナーも変化します。
いい相手に出会い
良い関係を築くためには
あなた自身の心の成長は欠かせません。
今日よりも一つ
自分が目指す人間になれるように
生活していきましょう。