石鍋てるみです。
昨日は雨上がりということもあって
遊具が濡れているかもしれないと思い
公園で遊ぶのをやめて
児童館に行ってきました。
我が子を連れて行っていた時以来の
児童館。
ものすごく久しぶりでした。
すでに、5組くらい親子がいて
遊んでいました。
1歳半前後のお子さんが多く
それぞれ黙々と子どもを遊ばせています。
『こんにちは〜』
声をかけると、ちょっと戸惑った様子のママ。
小さい声で
『こんにちは』って返事が返ってきました。
『・・・・・』
その後、笑顔は向けてくれたものの
会話が進まない。
『もう、1歳くらいですか?』
『はい、1歳3ヶ月です』
『・・・・・』
『よくここには来ているんですか?』
『たまにですけど』
『・・・・・・』
『こんなに広いし、お友達もいていいですよね』
『ええ』
軽い笑顔を向けてはくれるけど
我が子をあやす方に意識を向けてしまい終了。
見回すと、ママ同士で会話している人はいません。
子どもに話しかけていて、
他の子のおもちゃを取りそうになったり
何かぶつけそうになった時に
『すみません』って声をかけるくらいで
みんな、親子だけで楽しんでいる感じ。
私の後で加わってきた親子も
何となく空間に入ってきたけれど
挨拶してくる感じはなくて、
親子でおもちゃを使って遊び始めます。
なんだか、居心地悪いな。
みんなといるのに、みんなバラバラで孤独。
みんなといるからますます孤独に感じるのか?
そうそう、この感じ。
昔公園デビューとかいう時に
感じた気持ちに似ているな。
あの頃の自分は、ここにいるママたちと
同じ感じだったと思います。
人見知りが強く、周りから声をかけられれば
仲良くなりたいのに、
迷惑に思われたらどうしよう、
気が合わない人だったらどうしよう
嫌われたらどうしようなんて
自分ではどうしようもないことを想像して
とりあえず傷つきたくないから
無難に過ごす安全圏の中で過ごしていました。
みんな、子育て中できっと仲間が欲しかったり
子どもが他のことも遊んでほしいと期待して
きている人のはずなのに
きっかけが作れずに黙々と過ごしているんじゃないのかな?
これじゃ、一緒にいても楽しくないでしょって
思っちゃって、おばさんになった今
お節介な気持ちが沸々と湧いてきてしまいました。
ママはきっと、殻を破れないだけに違いない。
まずは子どもから攻めようと作戦を変えました。
お預かりの子どもに近づいてきた子に
遊びを仕掛けて、一緒に遊びの中に引き込みます。
子どもは、楽しいことは大好きですから
すぐに食いついてきてくれます。
そのうちに、私の後をついて回るようになってくれます。
『すみません』ってママは私に謝ってくるけれど
『全然大丈夫ですよ〜。一緒に遊ぼ〜』って
さらに子どもと遊び続けていると
それまでただ眺めていただけだったママが、
一緒にはいはいで子どもを追いかけたりとか、
一緒にやり始めてくれる人もちらほら出てきました。
そして、一緒に子どもの行動に笑ったりしていると
だんだん大人同士の会話も増えてきました。
一人で子どもを見ていると
このままじゃ、集団に入っていけない子になっちゃうと思って
たまに児童館に来ていることとか
いつから仕事を始めようか悩んでいるとか
話し始めてくれました。
きっかけさえあれば、同じ悩みがあったり
目的を持ってきていることが分かり合えます。
その目的を持ってこの児童館に
出かけてきたことまではできましたが、
本当の目的を果たすまでには
もう一歩の勇気と努力が必要だということだと思います。
子どもにお友達と関わってほしいと思っているのなら
ママがお友達を作ろうと行動しないと
ただそこに行っただけの時間が過ぎていくだけです。
人と話がしたいと思うなら、
自分から話しかけないと。
待っているだけでは
そのチャンスは少ないでしょう。
児童館から出る時間の頃には
子どもたちも仲良くなって、
『またね〜っ』て声を掛け合うくらいに
なることができました。
ちょっとした勇気の行動を
一人でも発信すると、
そこに集まってきてくれる人がやってきます。
あなたも、自分から自分を解放して
勇気を出してみたら
いつもの場所がもっと楽しくなるかもしれませんよ。
[一時保育専門託児ルームコミナスキッズ]は
人との交流を意識した保育をおこなっています。
公共施設にもお散歩に出かけることが多いです。
行く先で出会ったお友達と
一緒に遊ぶ機会を大切にしています。