石鍋てるみです。
雨が降って空気の乾燥が和らいで
気持ちがいいですね。
空気が乾燥する時期になると
便秘の子が目立ってきます。
排便がある子であっても
いつもより便が固くなってきたり
量が減っていたり
強くいきまないと
排便できなくなる子もいます。
この季節は空気が急に乾燥してきて
肺がその空気にさらされることで
風邪にかかりやすくなったりすることは想像できますが
肺の乾燥は、実は便秘にも関係しているんです。
一見無関係に思えるでしょうが、
肺と皮膚、大腸に深く関わっていると
言われています。
肺が乾燥すると同時に
皮膚や大腸も乾燥して便秘を招きます。
いつもしっとり潤っているように
イメージする内蔵。
大腸が乾燥するなんてイメージしにくいですよね。
空気の乾燥は、肌のカサカサや
喉のイガイガなどで
大人は早く気がつくことも多いと思います。
皮膚や呼吸器の乾燥については
保湿を心がけて加湿器を使ったり、
クリームをつけたり対処しますよね。
子どもは自分でそんな対処ができません。
大人が早く対処してあげなくてはいけません。
この時、目に見える部分はもちろんですが
隠れている部分も想像して対処できると
いいですよね。
子どもが余計に苦しむことがないように
先手を打って対処しましょう。
特に身体にとって最近特に重要視されている腸管は
乾燥から防いであげることが必要なんです。
そんな知識も備えておきましょう。
腸内環境の変化は、
消化吸収、排泄に変化を与えます。
腸内細菌の状態を維持するには
適度な潤いが大事です。
もしも、お子さんがいつもより便秘っぽいなと
感じ始めているママは
腸内の潤いを保つために次のことに
気をつけてみてください。
一つは水分補給。
寒くなってきて、夏場ほど汗もかかないし
熱中症予防ということも意識せずにいられますから
水分補給をするという意識が薄れてしまいます。
でも、実際は乾燥がひどく
呼吸するだけでも多くの水分が身体から失われています。
子どもは身体の構成上
大人以上に水分を必要とします。
こまめに、水分を取ることを忘れずに
与えてあげましょう。
この時には冷たい飲み物よりも
白湯、温かいスープなどで
補給することをお勧めします。
2つ目は腸管を潤わせる食べ物を摂ること
山芋、オクラ、めかぶなど
ネバネバしている食材は腸管にとって
優しい食べ物です。
また、腸潤作用として有名なものに
ある薬膳が勧められています。
それは、黒ゴマペーストとはちみつを
7:3で混ぜ合わせたもの。
1歳未満のお子さんや
アレルギーのあるお子さんには向かないですが
そうでなければ、
これをおやつに使ってみてもいいと思います。
ただし、これを作る時には
国産の安心したもので作りましょうね。
健康な身体を保つには
症状が出る前に先手を打って
手当することが大事です。
ママ自身が自分の身体の変化に注意を向けることで
子どもに起こっている変化にも
早く気づくことができます。
先手を打った健康管理を心がけましょうね