石鍋てるみです。
新型コロナウイルスのワクチンを
開発しようと、各国の研究者が
頑張ってくれていますね。
通常、ワクチンが作られるまでには
2,3年はかかるといわれている中、
こんなにも早急な開発ができるものなのか?
個人的には、ワクチンができたとしても
接種しようという気になれないのが本音です。
よほど、接種することに対して、強制力がなければ、
自分が納得できなければ、今の状況では
受けることはないと思います。
今日はそんな、関連から、ワクチンに対しての
お話をしたいと思います。
育児が始まると、この、ワクチン接種をどうするかについて
一度は考えてしまったというお母さんも
いるのではないでしょうか?
ワクチンを接種すること自体に不安を感じてしまい、
ネットで調べても賛否両論。
大切な子どもの健康に関することだから、
よりよい選択をしてあげたいという思いから
悩んでしまうお母さんもいるのでは?
私は、『受ける』、『受けない』と
あまり両極端に決めつけるべきではないと思っています。
冷静に、メリット、デメリットを
できるだけ理解して、納得して選ぶことが、
大切だと思っています。
その判断に、親自身が責任を持つという覚悟は、
予防接種のことだけに限らず、
全ての子どもに対しての判断の基本だと思うからです。
現在、日本で行われている
予防接種には、大きく分類すると、
定期接種と任意接種の2通りがあります。
いずれも、その疾患の対する免疫をつけたり、強くしたり、
その疾患を予防する、症状を軽症化する
人への感染を予防するという目的のもとで行われます。
定期予防接種は、予防接種法という法律に基づいて
国が推奨し、誰もが受けるべき予防接種とされています。
接種時期は決められていて、
この適切な期間内に接種することが大切です。
この期間内に接種すれば、公費で受けられますが、
期間から外れると自費負担になります。
任意接種は、定期接種以外のワクチンで、
個人が必要性を判断し、自己負担で接種するものです。
2020年10月1日から、定期接種実施要領の改正に伴って
定期接種に変更点がありますのでお知らせしておきますね。
まず1点目。
注射の生ワクチン間のみ接種してから27日以上あけることとし、
その他のワクチンについては間隔に制限がなくなりました。
今までは、異なるワクチン間の場合、
接種してから次のワクチンを接種するまでに、
一定の間隔をあける必要がありました。
(生ワクチンなら接種してから27日以上、
不活化ワクチンなら接種してから6日以上の間隔をあける)
今回その制限が一部緩和されたわけです。
注射の生ワクチン(BCG・MR・水痘・おたふく)ですが、
今は、BCGは、生後半年前後に行い、
他の3つのワクチンは、接種時期が1歳になってからで、
しかも同時接種というパターンが多いかと思うので
間隔については気にしなくてもいいかもしれませんね。
ただ、同時接種しない場合は、この間隔には変更がないので
注意して下さい。
これによって、体調の良い時に、
間隔を気にせず、接種できるようになり、
スケジュールをすすめやすくなり、
仕事を持つお母さんも、
計画しやすくなると思われます。
2点目は
ロタウイルスワクチンが、定期接種に変更になりました。
今までは任意接種でしたので、
2種類あるワクチンの回数と料金を見ると
ロタリックスは、2回 (1回・15000円程度)
ロタテックは、3回 (1回10000円程度)
(一部助成金が出る自治体はありましたが)
でしたので、接種を考えてしまった方もいると思います。
今接種を考えている場合は見直してみてください。
私自身、数年前から開始された、
同時接種を行うことにかなり抵抗を感じていました。
今回、さらに、間隔もあけなくてもよいとなると、
昔の注意深さは何だったのか?と
疑問を持ってしまいます。
あくまでも、改正されたということですので、
予防接種の受け方については、
内容をよく確認し、保護者が納得してうけること、
子どもの負担も考え、無理のないスケジュールで
すすめていくことをおすすめします。
そして、接種後は、すぐに母子手帳に
控えを添付したり、記録したりを
忘れずにしておきましょう。
これは、罹った病気についても同じです。
子どもが大きくなると、
『あれ?予防接種やったっけ?おたふく罹ったっけ?』
なんてことになりがちです。
海外との交流も増えてきますので、
追加の接種が必要になるワクチンもあります。
大切な記録ですので、残しておいてあげましょう。