コミナスブログ 子どもの健康管理

小児への新型コロナワクチン接種が『努力義務』になったことでの懸念

更新日:



シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。

新型コロナウイルスの感染拡大が続いていますが
昨日、国はコロナワクチン接種について
「努力義務」を5~11歳にも適用すると
発表しました。

オミクロン株が10歳未満の感染者が多く、
保育園や幼稚園でもクラスターが
発生しているという状況で
予防接種をもっと受けてほしいという流れでの判断かと思います。

今までと何が違うの?と思われた人もいるかもしれませんね。

「努力義務」となったということは、
接種を受けるよう努めなければならない」という、
予防接種法第9条の規定が適用されたということです。

間違えてはいけないのは、
義務とは異なるという事です。
接種は強制ではありません。

最終的には、本人が
(子どもに対しては、親になることが大半ですが)
納得した上で接種をご判断することになります。

これまでは、小児に対してワクチン接種を行うことについて
オミクロン株への効果や、
安全性などの証拠がない段階だったために
国がワクチン接種を勧めることにも
強制力は薄かった状態だったわけです。

けれども、まん延防止のための協力ということで
アプローチされて、マスコミも煽る中で
第7波という周囲の状況から、
打たないといけないような状況に感じるくらいでした。

そんな中で今回の「努力義務」に変わっても
実際に感じる強制力は実感としては変わらない人も
いるかもしれません。

でも個人的には、このことでかなり
社会的な強制力は上昇してしまったと
考えています。

というのも、予防接種法に基づいて行われる
定期接種の多くのものも、
同じ規定が適用されているのに、
打つのが当たり前だと思われているからです。

4種混合、麻しん、風しんの予防接種などが
それにあたりますが、
これらは、そもそも『努力義務』でありながら、
それを受けていないと、犯罪でも犯しているような
扱いになっている場面が現実ありませんか?

集団保育の場面では、
定期接種ワクチンを受けていないと
保健ネグレクトだなんて
言われてしまう親もいるくらいです。

親が、子どもの健康のためを思って
ワクチン接種をしないと判断することが、
認めてもらえないという現実があるわけです。

保健所でも、小児科でも、
打たないという判断をする親は
子どもの健康を考えていない悪い親と
思われてしまう状況になっています。

小児に対して、新型コロナワクチンが、
『努力義務』になったということを
打たなくてはいけないものというように
誤解を招くことにつながらないように
子どもに関わる機関の職員は
注意して関わってほしいと思います。

新型コロナワクチンの効果、安全性の証拠は、
まだまだわからないのが本当のところだと
私は判断しています。

特に、メッセンジャーRNAワクチンは
まだ未知のことも多いです。

長い期間をかけて、副反応で健康被害を起こした
過去のワクチンのケースもありますから、
安易に子どもに受けさせることがないように、
十分よく考えた上で判断してほしいと思います。

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