石鍋てるみです。
先日ある投稿記事を読んで
驚いたことがありました。
子供が熱を出した時に
病院に連れて行かないのは
虐待だと言われたということ。
厚生労働省ホームページで虐待にあたることとして
放任虐待(ネグレクト)・・・
家に閉じ込める、食事を与えない、
ひどく不潔にする、自動車の中に放置する、
重い病気になっても病院に連れて行かない などと
書かれています。
この重い病気=発熱と
考えられているのでしょうか?
お子さんの場合かなりの高熱でも
元気ということはよくあることです。
一見元気そうでも
急に容体が変化することがあるのが子どもですから
甘くみることは危険ですが、
熱が上がっているということは
自然治癒の経過ですから
薬で抑えるべきではないと
判断した方だったのだろうと思います。
私も5人の育児をしてきましたが
病院に行くのは、予防接種の時と
保育園に行くために診断名を
もらわなくてはいけない時くらいでした。
一時、長男が中耳炎や
とびひの時には通院していましたが
一般的な風邪や発熱では
受診したことはありません。
ほぼ自宅療養で回復できていました。
そして、薬もほとんど飲ませていません。
診断を受けに行った時は
診断名がわかれば用は済みますから
医師に「薬は入りません」って断っていました。
お薬手帳は、どの子も
数回分しか記録がありません。
多くの感染症は薬を飲まなくても、
自然治癒力で時期がくれば治るものです。
そもそも風邪症状を起こす疾患は
ウイルス感染ですから、
抗生物質は基本的には効かないですし
そうなると特効薬はないということです。
不要な薬は、内臓を守る意味からも
飲まない方がよいというのは当然のことだと思います。
しょっちゅう、薬漬けになってしまう状況にしてしまうことこそ
私から見れば、虐待です。(言い過ぎですね)
何か、具合が悪くなるたびに病院に行って
薬を飲んで治すことが当たり前に思ってしまうと
病気になったら、とりあえず病院に行けば
どうにかなると思ってしまう
大人になってしまうかもしれません。
熱の出た子どもを
すぐに病院に連れて行くか行かないかと
いうことよりも
水分や食事は摂れているか
元気があるか、意識がはっきりしているかなどを
しっかり観察して、いつもと違うと
気づけるかどうかが重要だと思います。
そのためには、子どもを通常の様子を
毎日観察していることが求められます。
いつもと違うと感じ取れれば
体調が崩れる前兆というものも
早期に発見できるようになりますから
早めに対応を開始できるようになります。
うちの子どもの場合を例をあげると、
熱を出す前日当たりは
やたらよく食べるという傾向がありました。
これから、消化吸収機能が落ちるから
今のうちにストックしておかないとと
身体が自然に欲するようで
いつもの食事量の倍近く食べる子がいました。
あともう一例は
左目だけが、とっても可愛く二重になる。
いつも、二重なのですが、
さらに、目元クッキリになってしまうのです。
そんなサインが出た時には
万一のことを考えて、
仕事の調整をしておいたり
とにかく、早くたっぷり寝かせていました。
夜間熱が出て、
あとはすっきり治ってしまうという場合もあるし
数日、熱が続くこともありましたが
徐々に治癒傾向が見られれば
受診はしませんでした。
うちの子どもたちは大きくなってからも
体調が悪い時には
早く寝れば治るって考えています。
誰一人も病院に行こうという考えが
1番にはなりません、
いいのか悪いのかは
考え方もいろいろでしょうが
私は自分の身体は自分にしか
コントロールできないということを
教えてきたつもりでいます。
これは、私の考え方であって
たまたま、子どもが健康でいてくれたから
いえることかもしれません。
でも、我が子に対しては
これでよかったと思っています・
子どもが自分で判断できない間は
子どもの体調に関して親が代わりに
「判断をする」という部分で
親が責任を負うことになります。
この責任から逃げたい気持ちもあって
専門家である医師に判断してほしいから
すぐ受診して安心したい気持ちも
あるかもしれません。
でも、この判断に責任を負うということが
親としての訓練になると思っています。
親が、病気について学ぶ、
ケアについて学ぶなど
判断を迫られることから
成長する機会って得られると思うので
すぐ、人に判断を委ねてしまうのは
個人的には少し勿体ない気もします。
親が子どものために考え抜いて
判断し選び取った結果は
全て正解だと思いますし
虐待でもないと思います。
簡単に、虐待などと
ジャッジして欲しくないと思います。