シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
子どもが多動があって、
いつ飛び出してしまうのか心配で
常に外出時は手を離す事ができないという
お母さんがいます。
買い物に行っても、
レジで支払うときに
少しでも手を離すと
途端に走り出してしまう。
道端で人と会って
会話に夢中になってしまって
気を緩めた途端に
車道に飛び出してしまう。
そんなふうに毎日強い緊張感を抱えて
過ごしているお母さんがいるのです。
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ADHDの多動性が強いタイプの子だと
こういった危険との隣り合わせなこともあって
まずは、重大な怪我につながらないように
配慮し続ける必要が出てきます。
今は、スーパーでもコンビニでも
出入り口が自動ドアになっています。
何度も、自動ドアがなければいいのにと
思った事があると、このお母さんは言います。
便利な事が、利用する立場によって
不便になってしまうケースです。
自動ドアが、こんな風に
不都合を引き起こしていたとは
気づきませんでした。
店を簡単に飛び出せてしまうので
レジでも、手を離さないようにしたり
体でカバーしたりしているようです。
こんな日常ですから、
毎日本当に気が休まる時がないでしょう。
多動傾向は、10歳くらいまでには
治ってくる事が多いです。
こんな状況でも終わりは必ずきます。
それまでは危険な行動は
もちろん制限していかないと
いけないでしょうが、
制限ばかりでは苦痛なものです。
その度に、叱られたり
ダメ出しされるような経験は
親子関係を悪化させてしまいます。
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お母さんも、人目を気にして
育児をすることになりますから
辛く感じてしまいがちです。
親子関係作りの大事な10年間を
こんな悪循環の中で育児をしている場合には
発想を変えなくてはいけません。
危険な行動を制限するというよりも
自由に行動できるようにするにはどうするか。
お母さんが辛さを感じなくて済むには
どうするか。
少し遠くから問題を捉え直してみましょう。
お互いに緊張感を感じなくてもよい
自由な空間を見つけ、
時には思い切り走り回れるところに
出かけましょう。
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お母さんも、一人で解決しようという
気持ちは捨てて、
人に助けてもらいましょう。
今までと違う発想をしてみると
負担感がグッとなくなるかもしれません。
あなたが不便だと感じる事があっても
他の人には便利だから
気がつかないこともたくさんあります。
そんな時は、それを伝えてみたり、
助けを求めれば
人は助けてくれるものです。
育児中の親は心をオープンにして
他人を巻き込んだもの勝ちです。
できるだけ多くの人を巻き込んで
子どもに関わって貰えばいいんです。
子どもは社会の宝なんですから。