コミナスブログ 子どもの発育と発達

タミータイムを意識してましたか?

投稿日:


シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。

赤ちゃんは、生まれる前から、
発達、発育していることは
誰がみてもよくわかることです。

それも、ものすごい速さで
大きくもなるし、
いろんな事ができるようになりますよね。

お友達のお子さんと
数ヶ月会わなかったら、
もう、お座りできるようになってた
歩けるようになっていたと
びっくりした経験もあるかもしれません。

3kgくらいの体重が、
一年で11kgほどになるだけでも
およそ四倍ですから
すごい成長力です。

これと同じような勢いで、
脳、内臓などもどんどん成長しています。

目に見えない部分ですが
大人以上に環境に適応する力があります。

必要なものはどんどん取り込み
不要なものは、どんどん削っていきます。

今は便利な時代になって、
身体を使う機会が
とても少なくなってきています。

けれども、身体は一生使っていうものです。

その機能や、働きは高性能であることに
越したことはありません。


現代の子どもは、一昔前の大人よりも
体格が向上しているにもかかわらず、
体力・運動能力が低下しています。

また、靴のひもを結べない、
スキップができないなど、
自分の身体を操作する能力の低下も
指摘されています。

ゲームやテレビのような体を動かさない
一人遊びの娯楽が多くなったことや、
安全のために、子どもはどこかの
施設内で、管理されながら育つ環境に
なってしまいました。

大きく身体を使って、活動する場所が
めっきり少なくなった事が
要因の一つとも言われています。

ある程度子どもが大きくなった時に気づく
課題です。

それまでの間、もうその種は
仕込まれていることに
目を向けないといけません。

活動範囲が、主に家庭の乳児期は
親の心掛け一つで、身体の運動機能を高める種を
仕込む事ができるのです。

しかも、この時期は、
複雑な運動ができるようになるための
土台を作る重要な期間です。

この期間しっかりと子どもに
運動面のサポートができることで、
近い将来、子どもの運動機能は全く変わってくるので
ぜひ、何となく過ごすのではなくて、
意識して関わってみてほしいと思います。

最初に積極的に関わってほしいのは
生後1ヶ月の頃からのタミータイム
取り入れる事です。

タミータイムとは、
赤ちゃんが起きているときに、
大人が見守っているなかで、
うつぶせにして過ごさせること
を言います。


SIDS(乳幼児突然死症候群)についての情報や
注意点に中に、腹ばいで寝かせてはいけない。
寝る時は仰向けにしましょうという
指導が浸透したこともあるのか、
赤ちゃんを腹ばいにさせてはいけないという
イメージを持っている方が
増えたように思います。

もちろん、寝る時の腹ばいは
危険だというのは間違いはないのですが、
起きている時には、
この腹這いの運動をする事が
とても大事なのです。

親が、この姿勢を取らせない限り
赤ちゃんは、まだ自分で寝返る事ができないので
自然にできる運動ではありません。

大体の、運動の進め方は、
赤ちゃんを自由にのびのびさせる事ができれば
ほぼ、間違いなく、順序よく運動能力を
獲得していくものなのですが、
この時期からの腹ばいは
大人の知識が必要です。

腹ばいは危険、よくないと
ある一面だけの情報に偏ることで
仰向け、ラックでの傾斜姿勢が増え
今の赤ちゃんは、この腹這いの時間が
圧倒的に少なくなっています。

移動の時は、抱っこ、おんぶ、ベビーカーで
大移動する経験が先だったり、
補助具を使っていきなりお座りさせられたりと
自分の身体を使って刺激をゆっくり経験する
ところを、飛び越えてしまっています。


生後1ヶ月から、数分でもいいので
取り入れてほしいと思います。

この事で、子どもはいろんな感覚を獲得し、
筋力もついていきます。
慣れてくると、平気で1時間近く
腹ばいで遊べるようになります。

徐々に、自分の身体を支えたり
移動させたりと身体を自由扱えるようになって
はいはい、独り立ち、歩行へと進むことで、
安定した姿勢や複雑な運動、
細やかな手先の運動などが可能になってくるのです。


生後1ヶ月過ぎたら、
一日一回、数分間から始めてみてください。

その間は、絶対に赤ちゃんから目を離してはいけません。

赤ちゃんは、頭を持ち上げるだけでも
かなりの努力を必要とします。

焦らなくてもいいので、毎日続けていきましょう。

くれぐれも、腹這いのまま寝てしまっている、
窒息することのないように注意して
目を離さずに、挑戦してみてください。

寝るときは、仰向けにしましょう。


やらないうちに、もう、大きくなっちゃったと
思ってもまだ間に合います。

高這いで、移動を楽しんだり、
ワニさんになったり、
腹這いで、身体を持ち上げたりなど
背筋、体幹を使う運動からやり直してみてください。

きっと、不器用さや、姿勢の崩れやすさ、
集中力なども変化してくると思います。

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