シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
東京都は、昨日、期間を25日から5月11日までの期間の
緊急事態宣言を出しました。
飲食店については、酒やカラオケ設備を提供する店は
休業要請、提供しない場合は午後8時までの時短要請。
イベントについては、社会生活の維持に必要なものを除き、
原則、無観客で開催。
子育て中の家庭で気になる小中学校や高校については
1回目の宣言のときのような一斉休校は行わないことを
検討しているようです。
乳幼児施設は、開所の方向のようですが、
自治体によっては午前中のみなど時間を
制限しているところもあるようです。
今回は、昨年の今頃とは違って、
子ども関係施設内でのクラスター報告が
目立ってきているということです。
ブラジルでは
ここ一年間での新型コロナウイルスによる乳幼児の数は
1300人以上と報告されています。
子どもが、感染を広げる可能性は行動範囲の狭さからも
大人ほど制限することへの判断は難しいところですが、
身体の機能が未熟な乳幼児への配慮は、
一般とは別に考えるべきかと思っています。
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再び、ステイホームを強いられることになりますが、
都内では都立公園も閉鎖されるところもあり、
子どもの遊び場に頭を悩ましている方もいるようです。
ゴールデンウイークを前に、
昨年に引き続き、帰省や、旅行、レジャー施設の利用などが
制限されてしまった今、
家の中で過ごすだけでは、子どものストレスがたまるのでは?と
心配の声も聞かれています。
でも、本当にそうでしょうか?
そう思わせているのは、大人なのかも?
乳幼児は、目の前のことだけで、十分満足して、
楽しめる世界に生きています。
歩いた先に、タンポポが咲いていれば、
それを見たり、触ったりするだけで楽しく時間を過ごせます。
家の中でも、台所のお玉ひとつあれば、
何分でも遊ぶことができちゃいます。
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もちろん、広い世界を大人から教えられるまでは、
どんなレジャー施設があるとか、イベントをやっているとかも
知らないので、自分が今体験していることが、
最大のイベントになるのです。
今の経験を味わうことが、幸せで、楽しい世界で生きています。
大人は、いつももっと良いこと、楽しいことを求めて、
不足感の中を生きているような気がします。
子どもの喜ぶ顔が見たくて、
子どもを、もっと楽しませたい、経験させたいという
親心から、多くの刺激を与えてしまいがちです。
でも、実は子どもは、始めは大人が思うほど
多くを求めていないと感じています。
今日のアドバイス
子どもの行動は、背中から見守る
安心して過ごせる環境さえあれば、
子どもはその中で楽しんで生活できる天才です。
狭い空間、行動範囲であっても、
自由であれば、ストレスなんて感じません。
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こんなときだからこそ、大人は子どもから
自由な時間の過ごし方、
楽しみ方を学ぶときだと思います。
今、大人が求めている、
マインドフルネス、足るを知ることの天才である、
乳幼児の世界を、その背中から見てみませんか?
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自分の心の中の大事なものを思い出させてくれると思います。
子どもの視点を、先へリードさせるように仕向けるよりも、
今の瞬間で感じることができる、自分で発見する喜び、
気づく楽しみを奪わないように配慮したいです。
子どものペースで見える世界をゆっくり広げていく過程で、
子どもは大事なことを学んでいくのですから。