コミナスブログ 日常からの気づき

助けてと言える関係つくり

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シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。

夕べ、宿題のスライドつくりとかで、
遅くまで、パソコンと向かい合っていた
子どもが、案の定
少し朝寝坊してきました。

シャワーを済ませ、
朝食をとりはじめても、
いつもよりすすみません。

いよいよ、
(出発しないと遅刻しちゃうよ)と、
私の心の中でもざわざわし始めたころ、
いつもは、ためらいながらも、
そのまま出ていくのですが、
今日は、何だか渋っています。

何度か、カバンの中身を見たり、
落ち着きません。

(言えるかな?)

『ママ、送ってくれる?』

(お、言えた!)

『しかたないな。今日だけだよ。』
『うん』

そして、車の中で、
夕べ作っていたスライドのできあがりや、
グループの友達の話など、多弁です。

きっと、気分が楽になったんでしょう。

近くの駐車場に着くと、
『ありがとうございました』って
ペコっと頭を下げ、降りていきました。


今までも何度か同じような
朝はありました。

送ってほしいという気持ちがあっても、
人を頼らず、学校に遅刻しないように
頑張っていることは知っていました。

私に、送ってほしいという一言が、
言いたくても言えないでいることも
わかっていました。

私もつい『送っていこうか?』って
言ってしまいそうなことも
何度もありました。

でも、そのたびに、
遅刻してもこれは娘の問題だから、
私が関わることではないと
ストップをかけていました。

以前実際に遅刻したこともあります。

学校の3者面談で遅刻の話がされたとき、
本人が改善できると判断しているので、
今は、声掛けなどのサポートはせずに
見守り中であることを伝え、
遅刻した時には連絡をもらうように
していました。

それ以降、遅刻はなくなりました。

娘は、意外と努力タイプ。

できない事、指摘されたことは
改善しようとすることができます。
そして、困ったことがあっても、
どうにか自分でやり遂げようと
頑張る方だと思います。

自己責任というような育て方が
そのような結果を招いたかもしれません。

逆に自分が辛い時、できない時に
人にお願いしたり、助けを求める事が
できない様子が気になっていました。

自分でやろうとすることは
もちろん偉いなと、
思ってはいるのですが、
できなかった自分を認めて、
助けを求めることも
大事だと感じていました。

私自身が、完璧主義で、
できない自分を見せることが
負ける事みたいな
感覚を持っていて、
人に頼ることができずに
苦しかった経験をしています。

この子には、その部分を
克服してほしかったのだと思います。

そもそも、夜遅くまで起きていることや、
時間を計画的に使えなかったこと、
朝の支度を急げば、
間に合っただろうなど、
子どものダメ出しをすることもできます。

それを、指導するのが、親かもしれません。

でも、私は、娘はもうそのことは
わかっていると、信じています。

わかっていても、
できない日もあるのが人間です。

私も同じですから。

だから私は、今回
子どもに指導はしません。

助けあうために、人はいるということ。

いざというときに
助けることができる自分をつくり、
助けてくれる人をたくさん作ることが
大切だと伝えたいです。

助けてくれると信じているから
助けてと言えるということや、
人を助けられることも
嬉しいことだということが
わかってもらえると嬉しいです。

今朝、『送ってほしい』と
言ってくれてうれしかったこと
助けてほしいと言える事も、
大事なことだと
帰宅したら話してみようと思います。

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