コミナスブログ 子どもの発育と発達

左利きは直さなくてもいい

投稿日:



シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。


あなたの利き手はどちらですか?

自分で選んだ覚えはなく、自然とそうなっていたはずです。


中には、左利きだったのに、


右利きに矯正したという人もいるかもしれませんね。


左利きは、人間の10%にいるといわれています。

ですから、社会の多くの場面が右利き使用になっていますね。


文字を書くのも、右利きの方が書きやすいし、

はさみ、自動改札機のお金を入れるところが右側だとか、

急須など右利き用がほとんどです。


子どもが左利きだと分かったときの親の対応は、

大きく3つに分かれるかなと思います。

1 社会に出て不便に感じないように、

  小さいうちに右利きなるよう練習する

2 せめて、文字を書くときと、

  食事は右利きになるよう練習する

3 左利きのままで、育てる



昔と違って、今は多様性を大事にする時代になって、

だいぶ、少数派に対しての考え方は

マイルドになって来ていると感じています。


左利きであることを、そのまま大事な個性として

育てるお母さんも増えてきた印象があります。



実際、小さいうちに右利きへと矯正しようと

取り組んでいる親子を見ると、

何かにつけて、子どもを注意する場面が増えてしまい

それによって、親子関係が悪くなっている

場面をよく見かけました。


子どもをその部分で否定していることになりますから、

親に注意されるたびに、子どもは自己否定を繰り返すわけです。


たとえ、右利きに直せたとしても、

こちらの心に傷をつけている弊害の方が、

とりかえせない問題だと思っています。



どんな少数派の特性を持っていても、

子どもが与えられた能力です。


私は子どもが自然から与えられた能力を矯正して、

多数派に合わせる支援よりも、

それをうまく生かしていく方向への支援を

していきたいと思います。



特に、わが子が持つ特性を、変えようとすることは

親であってもしてはいけない部分だと思っています。



育児は子どもの持って生まれた特性を

全面的に受け入れるところから、

はじまると思います。


育児は、子どもを変えていくことではありません。

子どもの育ちを応援するのみだと考えています。



乳幼児期は、子ども自身を丸ごと受け入れるための

親としての練習期間だと思っています。



乳幼児期は、その子の人生で最も大きく

自然のものすごいエネルギーで

決められた方向に向かって成長し

変化していく期間です。


その成長は、人間が簡単に

コントロールできるものではありません。




けれども、勢いはあるものの、

まだその道はできたてで、柔らかく、

脆くて、周りの影響を受けやすい特徴を持っています。


人間の赤ちゃんは全てを依存した状態で生まれます。

一見自分で育つ力がないように見えてしまいます。

そして、道が柔らかいので、大人からの刺激を

そのまま受け、反応できてしまいます。



周囲の大人は、自分が子どもを変化させることができたと

勘違いします。

そして、もっと、よりよく成長させなければという

責任感・使命感という思い込みをもつことで、

悪気なく多くの刺激を子どもに与えます。



道筋を曲げて近道をさせようと、助けてみたくなったり、

大変な部分を通らなくてすむように、

余計な道を用意してしまうのです。



本来子どもが持って生まれた育つべき道とは違う

かえって中途半端に方向性を曲げてしまうような

刺激を与えてしまっていることにも気づきません。



本来のその子の成長の道筋を傷つけたり、曲げてしまったり、

余計な道を作ってしまったりしてしまいます。

大人の子どもへの責任感、使命感を持つという行動が

子どもの本来の道を傷つけ、

育児を複雑にしてしまう厄介な種となりうります。


この、ひっかけ問題に、はまってはいけません。

子どもを育てるのは、地球・もっと大きくいえば宇宙です。

自分のことも満足に育てられていない未熟な人間が、

他人を立派に育てようなんてことは

始めからできるわけがないのです。



本来は、自然の力を信じて、大事にのびのび

発育・発達を進ませればいいのです。


自然が育ててくれるという、その力を信じ切ることができれば、

育児はもっと楽になります。



地球上で、草木が育つように、

幼虫が成虫になるように、

育つ力は自然が用意してくれています。



その一つ一つは、もらった命を全うする方向へ

成長していくエネルギーをもっています。


生まれたてのピュアな命からは、

たくさんの学びがあります。


育児初心者の大人は、乳幼児の背中をみて、

その子の進む道を一緒についていくような気持ちで

見守りながら歩き始めるような感じで接すると

ちょうどいいと思います。


命を脅かす危険を回避したり、

太陽の光や、温かさ、栄養、水など、

その命にあった環境を整えるのが

育児をする大人ができることだと思います。


左利きは、そのままで大丈夫。

無理に変えようとしなくていい。



そう私が考える理由は、こんな考えから選んだ答えです。



石鍋てるみオフィシャルサイトでは、LINE公式アカウントを開設しております。

子育てに関する情報や、イベント開催情報をあなたにいち早くお知らせします。

もしも、あなたが・・

  • 育児が辛く感じる。
  • 言うことをきいてくれなくて、育児に自信が持てない。
  • うちの子は、普通じゃないかもと心配になる。
  • うちの子は、ほかの子よりもダメなんじゃないかと焦ってしまう。
  • すぐに、暴力をふるってしまい悩んでいる。
  • 落ち着きがなく、じっとしていられない。
  • 子育てについて、他人の意見や評価が気になる。

こんな心配をされているのなら、一人で抱え込まないで、気楽に下の『友だち追加』をクリックしてください。

友だち追加

Facebook:@ishinabeterumi

-コミナスブログ, 子どもの発育と発達

Copyright© 石鍋てるみ オフィシャルサイト , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.