シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
昼間散歩をしていると、
仕事をしていた時には気が付かなかった
風景を目にします。
お家の庭のお花に毎日お水をあげる
お年寄りの姿。
ベビーカーを押して、
公園に向かう若いお母さん。
やっと自分で歩けるくらいの
おばあちゃんが、買い物カゴ付きの
シルバーカーとを押して
歩道を渡る姿。
車椅子を押す、中年のおじさん。
デイサービスの車に乗り込む
おじいちゃん。
養護学校のバスから
降りてくる子ども。
ご近所にたくさんの事情を持つ人がいて
この地域で一緒に暮らしていたと
改めて気付かされました。
私も、今まで子どもの出産や、入院や
親の介護など、いろんなことがありましたが、
その時は、自分が、それをどうやって
乗り越えるかが一生懸命でした。
その境遇になったときに
支えてくれた人がいてくれたから
こうやって、今の自分があるのです。
何もない、平穏な時には
忘れてしまいがちです。
でも、忘れてはいけない。
今度は何かお返しすることを考えないと。
自分にできる恩返しの方法を考えています。
昨日、『コミナスキッズ』に
見学に来てくれた方も、
誰も知り合いのいないこの地域で、
一人で子育てを頑張っている
お母さんでした。
夫の帰りも遅く、
ほぼ一人で育児を行っていると言います。
SNSでここの一時保育を見つけて
安心したとお話ししてくれました。
コロナ禍で、産前産後の教室のような
イベントが中止になっていたこともあって、
育児について教えてもらうことも
なかったとのこと。
地域のイベントに参加しても、
お互いが距離を確保して、
ただ親子で参加してくるという感じで
そこから、ママ友などに発展するまでには
至らないということでした。
イベントに参加するだけでは
気持ちの不安感や、孤立感は
紛れていない現状があるようです。
子育て中のお母さんが、
コミュニティへの参加を求めていること
孤立感がやはり強いということが
伝わってきました。
まず、お預かりするお子さんが
地域の人と触れ合い顔馴染みになること
[コミナスキッズ]」を利用する
お母さん同士が
仲良くなれる空間作りなら
できるかもしれないと思っています。
そのことを話すと
『ぜひ作ってほしい』
『嬉しいです』『助かります』と
同意と感謝の言葉をいただきました。
自分が広げていきたい方向に
また背中を押されたような気分で
とても嬉しくなりました。
いろんなことを、スタッフと
計画して提供していきたいと思います。
私が、支えてもらったように、
今度は私ができることで
恩返しをしていこうと思っています。
