シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
先日、ちょっとしたきっかけで、
超古代文明について、調べてみました。
実は、小さいころから、
ムー大陸や、アトランティス大陸、レムリア大陸など、
地球のはじまりみたいなものに興味があった時期があったのを、
思い出したのです。
あの頃は、今のように簡単に情報が調べられる術もなかったので、
「ムー」とかという雑誌をみたり、
時々テレビでやっていた、ピラミッドや、モアイ像などの特集を見て、
地球のはじまりを妄想していたものです。
今は、インターネットがたくさんの情報を与えてくれますので、
楽しさも広がります。
知った情報で、日本人のルーツといわれているレムリア文明は
興味深いなと思いました。
子育てについて、私が考えていることに近い世界を見つけたので、
お伝えしようと思います。
ここからは、おとぎ話だと思って読んでみてくださいね。
レムリア文明は今よりも
高度な文明だったといわれているようです。
レムリア人は大自然と調和し、
精神性が極めて高い人類だったようです。
皆が平等で平和で自立していて、所有欲がないため、
生活に必要なものは地球からの借り物と捉えており、
仲間とはなんでもシェアし合っていたのです。
テレポートによる場所の移動や、
遠隔地の人間とも会話も行なっていました。
レムリア文明。
何だか、今の若者の感覚が、これに近づいているような気がするのは、
私だけでしょうか?
物を持たない、ミニマリストがふえてきたり、
サブスクリプションの活用で、所有よりもシェアすることに
楽しさを感じている社会。
そして、オンラインで、遠方にいる人と簡単にあえる社会に
変わってきていますよね。
いよいよ子育てについてです。
レムリアでは子供を作る際、コミュニティの中で
何度何度も長老達と話し合いをしたようです。
それは、子供を育てるということはとても重要で責任を負うことなので、
現代のように2人で決めることではなかったからです。
そして、子どもを育てるとなったら夫婦だけではなく、
子供は全員の宝、財産なのでみんなで育てるのです。
そのため、母親の他に代理母が2人、父親の他に代理父が2人、
主に合計6人で一人の子供を育てます。
もちろんコミュニティ全員で育てます。
そうやって沢山の人から愛情を受けて育つので、
精神的にも知性的も現在では考えられないように発達するのです。
こうやって、社会みんなで子どもを育むことができる社会は、
私の考え方、理想に近いもので、ワクワクしてきます。
貧困問題、ワンオペ育児、孤立感など、
こんな制度があれば、育児だけでなく、高齢化問題も
改善されるような期待が膨らみます。
ただ、現実難しいのは、レムリア人のように、
現代社会は、全員が精神性が高い人ばかりではないということです。
精神性が低い、自分の利益や、自己中心的な考え方しかできない人が
何人集まって子どもを育てようとしても、
それは、子どもの成長、発達に利益どころか、
不利益を与えてしまう可能性があると思うのです。
少子化問題、育児力の低下、子どもの自殺率の増加など、
今の社会は子孫を育むことが、難しくなっているように思えます。
育児経験がない、少ない親を助けるために、
育児を、保育園や幼稚園などの福祉施設にまかせてしまう。
子どもを産んだ人、育てていく家族だけが、育児の責任を負う。
子どもも、狭い人間関係の中でしか自己像をつくれない。
社会のルールの中で、自分の生き方を制限され育つ子どもは、
自分という価値を見出せない。
その子どもが親になり、育児ができない。
専門家、施設で子育てしてもらおうとする。
ますます社会全体の育児力が低下していく。
そんな負のループの状況が、その原因の一つになっていると感じています。
今日のアドバイス
子どもは社会の宝だと知る
社会全体にこの思いが薄れているように感じます。
子育て支援策、待機児童対策など、
一見育児を支える大事な支援に見えていますが、
子どもを育むという点では、
親子関係を離し、学びの機会を奪う
その場しのぎの支援でしかないと個人的には思っています。
そして、多くの人にとって、
育児が自分の問題として目の前に来なければ、
どこか他人事になっている社会だと思います。
もう一度、子どもは社会全体で育くまれていく存在で、
守らなくてはいけない宝だと思いなおす必要があると思います。
産んだ母親、家族だけのものではありません。
その人たちだけが、責任をすべて負うことはないはずです。
もっと、人からの手を遠慮なく借りてもいいし、
貸してもいいはずです。
困っているときはお互い様。
そんなシンプルな思いからの支え合いでいいのではないでしょうか。
自分を振り返っても、本当に未熟なところが目について、
自信をもって育児は任せて!といえないのが歯がゆい状況です。
それでも、
自分を高めようと学んでいくこと、
自分にできる事を、シェアして社会に役立てること
自分と違う存在を認め尊重できること、
できない部分は、補ってもらい感謝すること
そんな人になろうと決断した人がたくさん集まれた時には、
レムリア文明の頃のような世界が実現できるような気がします。
もっと自然に一人ひとりが、たくさんの子どもと関わることで、
個人の育児力を身につけられること、
その人たちに見守られることで、
子どもがのびのびと育つことができる社会が実現できると思います。
超古代文明に現代を重ねて、大きな妄想を膨らませてしまいましたが、
個人的には、実現できると期待しています。
宝である子どもたちを、先に生まれた私たちが
皆で大事に責任をもって育んでいける社会を目指して、
少しでも、役立てるように頑張りたいと思います。