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感覚の不思議探検

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シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。



こだわりが強すぎたり、すぐにパニックをおこしてしまう

すぐに気が散ってしまい集中できない

食べ物の好き嫌いが多いなどといった

子どもの困った行動の悩みの相談を受けます。


問題のように思えるこのような行動の背景に、

感覚過敏・鈍麻からくる苦手が隠れていることがあります。



同じ刺激でも敏感に感じたり、逆に感じにくいなどの、

感覚処理が特異的なことが考えられます。



感覚過敏・鈍麻は、まわりからわかりにくいため、

本人の努力やガマンが足りないと誤解されやすく

子どもの場合、親のしつけのせいにされてしまうこともあります。



子どもであれば特に、

自分でも、なにがイヤ・不快なのか、わからない、

まわりに伝えられないことが多いです。


感覚過敏・鈍麻は、発達障害や発達の凸凹のある方に

見られやすいといわれますが、

感覚過敏のある人すべてに

発達障害があるというわけではありません。



そして、発達障害のある人すべてに

感覚過敏の症状が出るわけではありません。


他の病気や心理的な要因で、

後天的に症状が出ることもあります。

感覚過敏については、まだまだ知られていないのが現状です。

感覚は、聴覚、視覚、触覚、味覚、嗅覚のいわゆる「五感」と

前庭覚、固有覚をあわせた7つの領域に分類することができます。

前庭覚…身体の傾きやスピード、回転を感じる感覚

固有覚…身体の位置や動き、力加減を感じる感覚




感覚過敏は、これらの感覚へ、さまざまな刺激に対して起こります。

ひとつの感覚だけに過敏性がみられる場合もあれば、

複数にわたって生じることもあります。


今日は、感覚過敏からくる苦手さには

どんなものがあるのかを理解すること、

それに対してどんなサポートができるのか、

どんな工夫できるのかをいっしょに見つけることができる

絵本を紹介します。

『発達凸凹なボクの世界─感覚過敏を探検する─』(ゆまに書房)

という本です。

感覚過敏編250


教室や給食や行事が苦手。自分でも何がイヤなのかわからないし、

うまく言葉にすることもできない感覚過敏のタクが

苦手探検をするお話です。



感覚過敏について詳しく描かれていて、

感覚過敏のある子どもの世界を感じとることができます。



同じものを見たり触れていても、

人によって感じ方が全く違うという様子が理解できます。

発達も、感覚も、とても個人差が大きいものです。



あなたにも、苦手な感覚があると思います。

その苦手が、普通よりも強く感じてしまうことで、

生活に支障が出てしまっているとしたら、

何とかその苦手な感覚に対応してあげたくなりませんか?



発達障害かどうか、診断の有無にかかわらず、

なんだかトラブルが多い、集団生活しにくい、

行動を理解されにくいなど

少しでも、子どもに思い当たることがある場合は、

読んでみると感覚過敏という原因が見つかるかもしれません。

絵本と一緒に、苦手探検してみるといいかなと思います。



絵本には解説や対応についても書かれています。

参考によんでみてくださいね。


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