シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
昨年末に、断捨離を再度開始した私ですが、
何度も気にかけながらも先延ばししていた
ビデオテープの整理に、
やっと、手を付けることができました。
もう、再生するための機材もなくて
しまい込んでいたテープたち。
VHS/ Hi8 / miniDV
全部で153本ありました。
中には、カビが発生していたとかで
テープの修復作業が必要なものもありました。
子どもが小さい頃の記録を残しておきたくて、
発表会や運動会といったイベントだけでなくて、
自宅で何気なく撮っていたものもあります。
その頃の私は、めんどくさがりで
撮影がすむとテープに題名も振らずに
しまっていたものが多くて
いざ見ようとしても、何が記録されているのかさえ
わからなくなっているものがたくさんありました。
その頃は、子育ての忙しさを理由にして
あとで整理しようと見ないふりしていたつけが
やってきたのです。
ビデオ撮影機械も変更されていくことや
再生さえできなくなることも
考えていなかったので、
早くから自分で整理しておくべきだったと
後悔しました。
そして、先月思い切って
業者にダビング作業を発注したわけです。
それが、一昨日仕上がって届きました。
仕上がりの確認を10日以内にするように
業者から連絡が来ていたので、
昨夜、いよいよ箱を開けて確認することに・・・。
何が映っているのか、ワクワクドキドキ。
主人と子どもとチェック開始です。
そこには、約30年前の私と主人の姿、
生まれて間もない長女の姿、
以降次々生まれた子どもたちの幼い姿が
映されていきます。
先月亡くなった義理父が
子どもたちと笑いあっている姿もあります。
何だか、わからないけど、
涙が出てきてしまいました。
懐かしさと、結構頑張ってた自分、
いいことばかりでなかった結婚生活や
意外とよかったこともあったなとか
いろんな気持ちが一気にこみ上げてきました。
もう忘れていた出来事も
映像を見るとその時のことがありありと
思い出されます。
次女と三女が一緒に見ていたのですが
長女と長男の乳児期の暴れぶりに
大笑いです。
『これって、結構やばい子じゃない？』
『自分の子だったら、育児ノイローゼになるわ』
『キャー、かわいい！』
いろんな感想が出てきます。
（大変だったな～あの頃は・・・）
でも、自分がそのころ子どもと関わる姿をみて、
自分の子育てで、大事にしていたことが
変わっていないことに気がつきました。
子どもたちを、一人の人間として
扱っているということです。
山を下りる時、スピードを上げていく長男をみて
転ぶだろうなと察して、注意は促しながらも
案の定転倒する長男を見守っている自分。
ズボンを履くのに試行錯誤している長女を見守り、
へんてこな履き方でも
『できた！』って見せた時の自分の声掛け。
高いところに登っていく姿を
下から励ましている自分。
そんな日常の自分の行動が映されているのを見て
今に通じる育児への思いを再確認できました。
子どもの持つ力を大事にして、
行動を制限しない。
若かった私は、未熟でも頑張ってました。
自分の姿を振り返ることもできるので
日常の関わりをビデオに記録してみて
客観的にみるのはいいと思いました。
こんなに、過去を振り返って使うのではなくて、
育児中のあなたは、数ヶ月一回でも
子どもと一緒に過ごす自分を撮影して
どんな声かけをしているのか、
その時の自分と子どもの思いや反応を
客観的にみるとすぐに育児に活かせると思います。
くれぐれも、撮影した画像を残す場合は
撮影日、タイトルは忘れずに記録して、
あとでやろうと思わずに、
すぐ整理しておくことを切におすすめします。
今回は、HDDへダビングしてもらい
それも含め、約10万円の作業代金でした。
出費でしたが、私にとっては
1つ心のつかえがとれたようで
すっきり断捨離できた気がします。
近いうちに、家族全員で、
上映会をしたいと考えています。
