コミナスブログ 支援者の心構え

新学期に思うこと

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シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。


春休みも終わりを迎えました。

地域によって数日のずれはあるようですが、

今週中には新学期を迎えるでしょう。



卒園していった子どもたちも、入学式を迎えて

いよいよ、小学生スタートですね。

新学期は環境や人がガラッと変わります。

特に入学の場合はなにもかも

初めての環境・人になることがほとんどですし、

進級の場合でも、クラス替えや、担任の変更、

教室の変更などの変化があります。

我が子の成長のうれしさを感じつつも、

「うまくやっていけるだろうか…」

「お友達と仲良くやれるかな…」と、

不安をな思いを抱えているお母さんもいると思います。



実際にスタートしてみないとわからないことだけど、

心配になる気持ちはよくわかります。

特に、発達障害、グレーゾーンの特性がある子どもの場合、

また、やはり気になるのは

「新たに子どもの担任となる先生」のこと。



「今年の先生は誰だろう…うまくやっていけるかな」

「発達障害による特性に理解のある先生だろうか」など、

新しい先生に関して気になったり、

不安を感じたりしているという方も

多いと思います。

それだけ、発達障害がある子どもにとって、

集団生活の場所が過ごしやすい環境になるためには、

先生とうまく連携し、協力してサポートをしていく

必要があるからです。



合理的配慮を行うべき、教育現場でも、

「落ち着きがない」「先生の話を聞いていられない」

「話がうまくかみあわない」「一人遊びが多く団体行動が苦手」

「片付けられない」「パニックになりやすい」など……、

そんな子どもの特性を認め、

理解してくれる先生ばかりでないのが、

まだまだ、現状かと思います。

先生とスムーズにコミュニケーションをとり、

子どもが元気に学校で過ごせるよう支えていくために、

どんなことができるでしょうか。


お友だちや、先生など、わが子のことを知らない人に、

素直にありのままを認め、伝える事は、

シンプルですが実は難しいこと。



子どものできない事、好ましくない行動に出会うと、

他人からの評価、親の立場、ふつうへのこだわりなど

色々な思いがあなたの心を閉ざしてしまいます。



もしも、子どもが他人へ迷惑となる行動をしてしまったら

詫びる事は親の務めです。

そして、その行動がなぜ起きてしまったのか

子どもに寄り添った立場で言葉にし、

人に伝えていくことも親の務めです。

仲良くなってくるものです。



人間関係では、自分がどんなに注意していても、

頭でわかっていても

全ての人に、間違えや勘違いがなく迷惑をかけないで

生きていくなんていうことはできません。


みんな、どこか欠けているし、できないこともあります。


自分が何か人に迷惑をかけた時、失敗した時に

それを理解して、赦してくれるのは、

自分をよく知ってくれている人だと思います。

今日のアドバイス

あなたから、心を開こう。



日頃からあいさつを交わす人と、交わさない人、

笑顔を向けてくれる人と、怖い顔の人

どちらかが、あなたに迷惑行為をしたとします。


赦せるのは、どちらの人ですか?


やはり、笑顔でいつもあいさつしてくれていた

人の方ではないでしょうか。



まずは、自分からあいさつをする。

こんな小さな勇気からのスタートでいいと思います。



ここでは、無理やり先生と仲良くなろうと

頑張らないことが大切です。

自然のままで、あなたらしさを大事にしていれば、

あなたのことは伝わっていきます。


そして、自分が特性を持つ子どもの育児に頑張っている事、

助けてほしいことなど素直に表現できるような関係ができてくると

応援しようと思ってくれるかもしれません。


先生に対しても、クラス全体の運営をしていく中で、

わが子だけにかかりきりになることは

物理的に無理なことを理解して、

まずは、あなたが心を開いて、

先生と仲良くなろうとしてみましょう。



初対面の印象や、噂、先入観で、勝手に先生に

悪いレッテルを張ってしまうと、その不信感は

子どもにも必ず伝わります。



子どもにとって先生という、

昼間に身近にいる大人が、

頼れない、信じられない存在になってしまい、

子どもの不安は増してしまいます。


どんな担任の先生であっても、

子どもには、「○○先生でよかったね」と

勇気づけてあげてください。



もしかしたら、先生といっても人間ですから、

子どもが嫌な思いをさせられることなど

あるかもしれません。



そんな時こそ、どんな人にも、

苦手なところもあって、いいところがあるということを

子どもに伝えていくことができるチャンスです。



この先生と一緒に、子どもを育てていこうと

自分から信頼して、前向きに関わっていくことが

第一だと思います。



子どもが、どうして、できないのかという原因に目を向けないで、

どうやったらできるかを、一緒に考えていけるように

関係を構築していけるのが理想です。




そして、子どもの様子に違和感を感じた時には、

そのことを共有できる関係をつくっておきましょう。



意見が合わず、方向性が見つからない時は、

専門機関の意見など、第3者の見方なども含めて相談すると、

客観的な意見に感じられて、冷静に考えていくことができます。



子どものできないことを、克服するために勉強を教えたり

ソーシャルスキルを高めようとすることも

子どもにとっては大切なことだとは思います。


でも、一番大切なのは、

子どもに無理をさせないこと、無理をしないこと、

抱え込ませないこと、抱え込まないことです。



いろいろな価値観がある社会で、多くの人と出会いながら

子どもたちは生きていきます。



中には、心が未熟で、人を非難したり、

バカにする人もいるのは事実です。



それでも、周りには、できない自分でも助けてくれる人が

たくさんいるという安心感を

子どもが感じられるようにするには、

あなたが、人を信頼し、

仲間をつくることしかありません。

人との信頼のあるつながりは、目には見えませんが、

あなたがいないところでも、

子どもをみまもってくれる存在にもなってくれていたり

助けてくれたりと、子どもにとっても

とても大事な財産にもなります。



あなたが、心を開けば、周りの世界は変わります。

それが、子どもの生きやすさ、心の安定につながります。



新しい出会いの中から、信頼できる人との

つながりをたくさん作って楽しみましょう。






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