コミナスブログ 支援者の心構え

育児の最重要事項とは

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シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。



グレーゾーンの子どもは、明らかに発達に遅れがあるというのではなく、

外見からは普通の子どもに見えています。

(普通の子というのも、何を普通とするのかあいまいですが・・・)



でも、私たちが、普通の子どもと対するように接すると、

なんだか反応が変わっている、理解していない感じがする、

かえって困る行動になってしまうといった不自然な感じを受けるので、

それがなぜなのか原因を探りたくなってしまいます。



このように何か問題がおこった時、その原因を探してしまいます。

そして、原因があるのなら、改善して、問題を解決しないといけないような

気持ちになってしまいます。原因として考えがちなのは、例えば・・・



◎ 子どもに原因があると考える場合
 
 発達障害がある 、HSCだから、 性格のせい 個性など



◎ 親に原因があると考える場合

育て方が下手、見方が違う、注意の仕方、伝え方が悪い、性格が合わないなど



◎ 環境に原因があると考える場合。 

周りの人の偏見があるせい、 お友だちのせい、家が狭いから、

仕事があるから、父親がいないからなど

残念ですが、色々原因を探って、それを改善する努力をしたとしても、

意外と解決には向かいません。



それらは、あなたが考え想像した原因と決めたことで

本当の事実とは違うからです。


子どもの考えや行動は、身近な親であっても他人ですので、

変えることはできません。

同じ状況であっても、それをどのように受け止め行動するのかは、

その子にしか決められないのです。



『じゃあ、どうすれば、この問題は解決できるの?』と悩みますよね。

どんな子どもに対してもお母さん(お母さんの代わりとなる養育者)が、

常に心がける事は一つしかありません。

今日のアドバイス

子どもを信じて、愛着関係を築くことだけを考える。




子どもには、産まれて大人になるまでに必要な『発達の段階』があります。

その段階ごとに発達課題があり、それをクリアしていくことで、

成熟した大人へと成長していきます。



普通の子どもであっても、この課題をクリアすることが

困難な場合があるのですが、

発達障害の子どもは、さらに生まれ持った資質や特性から、

うまくこの課題をクリアできない状況があり、

それが、生きづらさを感じる障害となって表れてきます。


人間として生まれたすべての人に共通な、

人生最初の、最も重要な発達課題は「愛着」です。

人に対しての基本的な信頼感が育っていく大事な期間です




1歳頃までの子どもは、基本的に母親から離れず、くっついて過ごします。

それにより安心し、保護者との間に特別な絆ができてきます。

母親がいつも自分を見守ってくれる人で、どんな苦しいことがあっても、

母親がいるから生きていけるという絶対的な安心感を持つことを

「愛着」といいます。




普通の子どもの発達では1歳頃までに「愛着」が形成される準備が整います。

けれども、発達障害のある子ども、例えばアスペルガー症候群では、

3~4歳頃にこの時期がくるといわれ、この年齢が遅れる傾向があります。

この課題がしっかりクリアできてこそ、その先の、発達課題である

『共感』『社会的な参照(良いこと悪い事の理解)』など、

次に続く大人への発達課題をクリアできるようになるのです。


ですから、見かけは、3歳になっていても、

実は、まだお母さんとの愛着が形成されていないといった場合

困ったことが起こります。


このことを知らないで、普通の3歳に接するように、

行動を注意したり、修正させようとしてしまうと、

子どもにとっては、お母さんとの絆ができていないわけですから、

不快な思いしか感じません。

怒られるからやめるくらいの反射的にその場を取り繕うような行動に

なっていることが多いです。



それでも、この対応を続けると、子どもの自己否定感が強まり、

社会の中で一人ぼっちの孤独な感覚が、しみこんでいきます。



その感情が心の奥の潜在意識にしみ込んでいたまま思春期を迎え、

自分というものに直面した時に、葛藤がおこるのです。

それが、反抗期の問題行動です。



この子どもの場合は、見かけが3歳であっても、

心の育ちは1歳未満の赤ちゃんです。

まだまだ要求にしっかり応えて、認めて安心させるかかわりが必要なのです。


『愛着』の目標は、思春期以降に独立して生きていくだけの

基盤を持てることです。



子どもの悩み、思春期の親子関係などの相談を受けていて、

この土台ができていないと、やり直しは本当に難しいです。



逆に言えば、この愛着がしっかりと形成されていれば、

その後に起こる問題のほとんどは、つまずいたとしても、

解決はしやすいと個人的に思っています。


赤ちゃんの要求は、『お腹が空いた』『眠い』『暑い』など、

大人からは想像がつきやすい単純なものから始まります。



子どもの要求にしっかりと応えて、安心と安全な感覚を与えていくことを

繰り返していきます。それが、『子育て』です。



子どもの要求は成長と共に、表面を見ただけではわかりにくく、

難易度が上がってきます。

でも、それは、毎日、子どもに寄り添っていれば感じることができます。


子どもを裏切らない、誠意をもって接する、

子どもを理解しようとする態度を繰り返していくことで、

愛着関係が形成されます。


これが、どんな教育を与える事よりも、子育ての最重要事項だと思います。






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