シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
あなたは、子どもにどのような教育を望んでいますか？
学歴をつけたい。大企業に就職させたい。
食いっぱぐれのないように、手に職をつけさせたい。
得意なことをのばしたい。人間力をつけてほしい。
語学力をつけたい。プロスポーツ選手にしたい。
教育にもいろいろな目的・視点があります。
コロナ禍を経験したことで、今特に日本の教育のありかたに、
疑問を持っている人も増えています。
たまたま、当たってしまった先生から学ぶより、
授業の上手な優秀な先生を子どもが選んで
授業をオンラインで受けた方が、いいのではないか？
学校は、友達との関わりの場(部活や、サークル活動など）
として、有効に使い、授業はオンラインでいいのではないか？
不登校の子どもも、同じ授業を受けられてよかった。
そんな声も聞かれはじめています。
果たして、学力や、学歴、職歴が人生にとって大事なものなのか？
逆に、子どもの好きな事ばかり選択していていいのだろうか？
親としては、悩ましいところです。
どれも、正解、不正解はないからです。
育児中は、子どもの教育方針が安定することが、
家族の安定、子どもの安定につながります。
ここが、親の価値観を大きく揺らがす育児の難関かもしれません。
子どもの教育に対する親の考え方が、
毎日の子どもの生活に知らず知らずに影響します。
今日のアドバイス
親が教育方針を納得して決め、責任をとる覚悟をする。
夫婦それぞれ、『自分が受けてきた教育を正しい』と思いたい、
逆に『失敗した』と思っていて、そのことに強いこだわりがあると
問題になることがあります。
子どもには、良い教育を与えたいという思いは一緒でも、
お互いが子どもに自分の方針を貫こうとすることになり、
方針が違う場合は、もめてしまいます。
同じ方針で、子どもがそれにあっていれば問題なく過ごせますが、
そうでなければ、問題が出てきます。
夫婦の間でも、これが離婚の危機となる原因ということも多いです。
どんな、方針をとっていくか１回で決められなくても、
まずは、夫婦がお互いを理解しあい、作り上げていくことが重要です。
親が、何を大事に子どもを育てていきたいのかを
じっくり考えて、新しくみつけていきましょう。
子どもの才能、特性は成長で変化します。
子どもによっても、違います。
兄弟でも、決められたことの方が、安心してできるタイプと
生きづらさを感じてしまうタイプ。
教えてもらったことをすぐ理解できるタイプと
素直に理解できないタイプ。
そのことだけでも、その子どもにあった教育環境は
だいぶ違ってくるし、求めるべきことも違ってくると思います。
進級の区切り、不安が感じられたときなど、
その都度確認していくことは必要だと感じています。
そして、決めたら、責任をもって、ぶれずに従う勇気を持ちましょう。
人に意見や、情報に惑わされてしまいそうになることもあるでしょう。
そんな時は、この決めた方針にもどりましょう。
何か、ギクシャク、上手くいかないことが起きたと感じたら、
何かが間違っています。見直しましょう。
理想の教育があっても、生活環境、収入などの制限があり、
実現できないこともあるかもしれません。
でも、あきらめないで、できることをやっていくと
それが子どもには伝わります。
個人的には、可能な限り子どもが持っている力を
邪魔しない道を整えてあげてほしいと思います。
子どもが、自分らしい人生を納得して生きていける方針が
見つけてあげられると、理想だと思います。
親がこまめに方針を確認する中で、その都度
子どもの成長した姿を思い描くことに繋がります。
そしてまた、親も一緒に成長を求められます。
親の価値観、思い込みを押し付けるのではなく、
客観的にみた、子どもの姿に合った方針を、
納得、理解しながら選択してほしいです。
