石鍋てるみです。
子どもを叱るときに
大きな声を出して、
脅かすような叱り方は
自己肯定感を下げてしまうから
やめた方がいいというお話があります。
叱り方については
いろんな考え方があって
『叱らない子育て』
『叱ることは大事』
この両方の考え方が存在しています。
そのどちらにも正論があり
確かにそうだよね〜って
思うこともあって
自分はどちら側を選択するのか
迷うこともあると思います。
真面目な親御さんほど
正しさを追求したくなるので
子どものことになると特に慎重に
間違えないように取り組みたいと
考えがちです。
失敗したくない
子どもをきちんと育てたいと
子どもの将来を思うあまり
気をつけないと、
いろんな正論に出会うたびに
自分の考えが振り回されがちになります。
私が5人の子育てをし、
保育園でたくさんの子どもに
接してきて思うのは
叱らない心がけも必要だし、
時には威嚇し脅すのも
どちらも必要ということです。
子どもが乳幼児期には
危険なこと、社会へ迷惑かける行動には
ある意味、動物的な威嚇行動は
必要な時もあると感じています。
真剣にその行動の制止を伝えること
絶対にしてはいけない一線を
毅然とした態度で親が示すことは
子どもにはとても必要なことだと思います。
この一撃は、最初が肝心です。
許されるような甘さを感じさせると
そこにどんどんエスカレートさせて
試しにかかる子もいるからです。
だからと言って
子どもによっては
全くそんなことをしなくても
空気感だけで伝わる子もいます。
優しく、言葉で伝えれば
その真意まで汲み取ることができる子もいます。
そういう子どもには
脅す必要もありません。
好ましくない行動を
厳しく制止すること、
親がおしまいと言ったら
やめることができるといった
親を信じて行動しようとする
信頼関係ができていれば
叱り方にはさほど拘らなくても
大丈夫だと思います。
親が子どもに舐められてしまう
親が子どもに迎合してしまう
親子が友達のような関係になってしまう
こんな、役割の混乱が起こらないように
することが親子関係には大事だと思います。
仲良しであること、対等であることは
子どもに都合のいい親であることとは
違うことです。
時には、煙たがれる存在だったり
自由を奪うような存在になることも必要です。
絶対に制止しなくてはいけない事項は
自分や人を傷つける行為、
社会のルール・規範を守れない行為。
このことは、乳幼児期にしっかりと
叩き込む必要がある事柄だと思います。
わかるまで、何度でも
その子の特性とペースに合わせて
伝えてほしいと思います。
親の子どもへの愛情がベースにあれば
厳しすぎたかなと反省することがあっても
大丈夫です。
子どもは親が大好き。
特にお母さんは重要人物です。
自信を持って、伝えていきましょう。
そのためには
鬼ババアになってください。