石鍋てるみです。
寒くなってくると
流行してくる感染症として
ノロウイルス感染症があります。
牡蠣などの2枚貝の生食や
調理者の手洗いの不十分などにより
ウイルスを含んだ食品や水から感染します。
主な症状は吐き気、嘔吐及び下痢です。
あまり高い熱とならないことが多いです。
小児ではおう吐が多く、おう吐・下痢は
一日数回からひどい時には10回以上の時もあります。
潜伏期間は短くて10数時間~平均1~2日で、
症状の持続する期間も
数時間~数日と短期間です。
症状が出ても
このような経過で回復の兆しがあれば
水分補給をしっかり行えていれば
自然治癒力に任せて
大丈夫だと思います。
この病気が流行してしまう原因として
感染力が強いこともありますが
もう一つ注意点があります。
症状が現れずに
感染している人も多いことです。
この人たちが知らないうちに
感染させてしまうのです。
ですから、この時期は
無症状であっても
一人一人が感染させないこと
感染しないことを
意識して行動することが重要です。
ノロウイルスが原因ですので
特効薬はありません。
ワクチンなどもないので
感染を防止するのは難しい病気です。
やはり、重要なのは
手洗いをしっかりするということが
一番かと思います。
食品を取り扱う時には
介助する人、作る人などは
少しでも体調が怪しい時には
食事には関わらないことが大事です。
食事を作るお母さん方は
少しだからと
我慢してご飯だけは作らないとと
思ってしまうと思いますが
症状の兆しがある時には
市販のもので対応して
様子を見てからにしましょう。
子どもの排泄物を扱う時には
症状がない子のものであっても
ウイルスがたくさん入っていると思って
取り扱うことが大事です。
ノロウイルス感染症に罹った場合の
対策、注意点をもう一度見直して
感染予防に努めましょう。