シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
明日はひな祭り。
子どもが小さい頃は、
ひな壇を前に、
雛あられを食べたり
お友達を招いて
ちらし寿司でパーティーなんて
華やかに過ごしたものです。
けれども、子どもが成人すると
めっきりひな祭りムードも無くなって
雛人形もしまわれたままのもの
出てきてしまいました。
若い人にとっても
盛り上がりに欠けてしまう
行事になっているのを感じます。
こんなご時世だからこそ
ひな祭りにも改めて感じたことがあります。
この行事は現代では
清めやおはらいというよりも、
女の子が健やかに育ち、
幸せであるようにとの願いを込めて
行われる行事です。
昔から、子どもがすこやかに育つことを
祈るような思いで過ごしてきたのだろうと
思うのです。
戦争に巻き込まれ、
亡くなってしまった子どもたち。
病に冒されてしまったり
思わぬ災害や事故に巻き込まれ
亡くなることもあるわけです。
毎年、何事もなく
健康で生きていられることは
奇跡のようなものだと思います。
行事の多くが、
身の安全を祝うもの
祈るものが多いのもよく理解できます。
行事を迎えるたびに
命があることに感謝を思い出す
意味もあるんだなと感じました。
なんとなく過ごすのではなくて、
先人たちが祈ってきた思いを見直して
伝承していきたいものです。
世界の子どもたちの未来が
続いていけるように祈りながら、
明日は家族とひな祭りを
楽しみたいと思います。
女の子をお持ちの親御さんは
改めてこの行事の意味を見直して
子どもの成長と
これからの健やかな育ちを祈って
楽しんでみてはどうでしょうか。