シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
保育園や幼稚園に通っている子どもたち。
朝から機嫌よく元気に行くことができていますか?
何だか機嫌が悪かったり、
ぼーっとしている子はいないでしょうか?
たまたま、その日がぼーっとしているのなら
仕方ないなと思えるのですが、
毎日繰り返されている場合は問題は別です。
そんな子どもは、午前中はエンジンがかかりません。
先生の話すことも、しっかり耳に入らないし、
遊ぶことにも集中しなかったり、
機嫌が悪かったりで、楽しく遊べません。
生活リズムが午前中に活動できるように
整えられていない子どもには
ご家庭で早起き、早寝に協力していただくことで
解決できるケースが多いです。
けれども、なかなか難しいケースもあります。
発達障害の特性を持つ子どもは、
脳の機能の問題で、睡眠リズムが乱れたり、
覚醒する状態になるまで時間がかかる傾向があります。
運動系の未熟さがあって、少しの動作に大きな負担を感じ、
、
起きることが、普通よりめんどくさく感じたり努力が必要で、
午前中の活動を妨げる原因が多いと言えます。
遅刻、不登校などの大きな原因の一つになっています。
定型発達の子どもに比べると
寝かしつけに時間がかかったり
朝なかなか起きてくれないと
苦労しているお母さんも多いです。
それでも、どうにか、朝のスタートは
気持ちよく、元気に迎えさせたいですよね。
これから、学校生活、もっと先の就職までを考えても、
絶対に朝から気持ちよく活動できるということは大切です。
どんなに、調整が難しく、時間がかかっても、
乳幼児期にしっかりと、生活リズムを整えましょう。
睡眠リズムを身体に定着するのは、乳幼児期です。
この期間に一度身体が覚えたリズムは、
大きくなっても、崩れにくいという特徴があります。
赤ちゃんは1日のほとんどを寝て過ごします。
そこから、太陽の昇っているときには、活動的になって、
太陽が沈むと休息するという人間の本能に組み込まれる
生体リズムにあってきます。
このリズムを徐々に作っていく段階で、
生体リズムに合わせた生活を意識していくことが大事です。
今日のアドバイス
夜は、うす暗い光で静かにすごし、朝は太陽の光をしっかり浴びる。
現代は、夜でも明るいことが多くて、
テレビやスマホ・PCなどの光、
物音、ゲームや動画などの刺激的な内容など
夜が、ざわつきやすい生活が多いと思います。
大人でもこれらは、良い刺激とはいえません。
まして、乳幼児には一切不要ともいえます。
乳幼児期の生活リズムつくりは、
一生のリズムつくりの土台です。
もしも、朝エンジンがかかりにくい子どもであれば、
まずは、決まった時間に起きることから始めます。
早寝から始めるよりも、早起きから始めることがコツです。
毎日同じ時間に起きる事。
休日であっても例外は作りません。
子どもの生活リズムの乱れをつくるのは、
大人が乱れを許してしまうから。
今日はゆっくり寝ていたいから、朝寝坊していい。
夜も明日は休みだし、寝かしつけも自然にねるのに任せよう
そんな、大人の都合が、子どもの生活リズムをくずしてしまうのです。
厳しいようですが、
学校に毎朝気持ちよく出かけていく子どもに
なってほしいと思うのであれば、
早起きの習慣をつけることは、かなり重要なことです。
一度乳幼児にリズムを作り上げることで、
そのあとが、グンと楽になるのです。
小学校に上がる頃に、習慣づけるのは、
大変になりますから、なるべく小さいうちに
つくってしまいましょう。
モデルケースをご紹介します。
8時に登校する時間だと仮定します。
逆算して起床時間を決めます。
グレーゾーンの子どもは、朝の支度に時間を要することを考えて、
2時間前には起きたいところです。
起床時間は、6時
この時間を必ず起きる時間にします。
(お母さんの努力が必要ですが、ここは子供のためがんばって!)
はじめからは無理でも、5分、10分と少しづつ早起きして
6時起床に向けて調整してつづけます。
そのうちに、自然と起きられるくらいになります。
人間の体はそのようにできていますから、大丈夫。
そして、起きたら、太陽の光をゆっくり見てくださいね。
この太陽の光をしっかり浴びることが、夜の睡眠にも影響します。
見せたい動画、遊びたいおもちゃなどがあるとしたら、
早起きのご褒美にしても良いかもしれませんね。
子どもの楽しみを用意することで、モチベーションにもつながります。
早起きすれば、
夜は暗く、静かに過ごしていれば自然に眠くなります。
小学校の低学年は、大体睡眠時間が10時間必要といわれています。
8時くらいには寝る計算にはなりますが、
できる限り早めに寝るようにしましょう。
世界の起業家、健康の第一人者は
早起きの習慣があることは有名ですよね。
この習慣を持つことは、人生の質を大きく変えるというくらい
子どもの一生に大事な宝物になると思います。
もちろんお母さんのためにもいい習慣ですから、
子どもと一緒に手に入れてほしいと思います。