シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
私が最初に看護師として勤務したのは、
国立がんセンター中央病院でした。
もうだいぶ昔の話ですが・・・😊
その頃から、がん撲滅対策など
がんにならないような生活習慣、
早期発見、早期治療に
国をあげて取り組んできているにもかかわらず、
どんどん増え続けています。
日本でがんは、昭和５６年に
死因の第１位となって、
現在では、年間３０万人以上の国民が、
がんで亡くなっています。
日本人が生涯のうちに
がんと診断される確率は
男女共に、2人に1人。（2018年データより）
日本人ががんで死亡する確率は
男性は4人に1人、女性6人に1人
だそうです。（2020年データより）
がんは大人がなるもの、
高齢になるなるものと
思っているかもしれません。
でも、そんなことはありません。
0～14歳の子どもたちの死因の1位はがんです。
もう、いつの間にか、身体にがん細胞ができ、
それが、抑えきれないほど増えてきたことで
症状が現れ、画像などで
発見されるくらいまで目立ってきて
診断されるわけです。
そこまでかかる日数は、
がん細胞の種類、
その人の身体の状態などで変化します。
子どもでも、発症してしまうし、
近年では、若い人の発がん率も
高まっています。
自分ももちろんですが、
子どもが将来がんにならないように
してあげたいですよね。
がんは、かかるとはいいません。
一部、ウイルス関連のがんはありますが、
基本的には、がんはかかるのではなくて
がんになるものです。
つまり、がんは身体の中で
作られるということです。
ですから、がんはなるものであるなら、
ならなければいいということです。
がんにならないためには、
人が生まれる前から、
がんを作るようなものを
身体に取り込まないことしか
防ぐ方法はないのではないかなと思います。
少しでもがんになるようなリスクを
減らすように努力するしかない。
治療薬、予防に必要な情報が
たくさんわかっているのに
増え続けているのは、
何かがおかしい、間違っていると
身体がサインを送ってくれていると
思うのです。
例えば、家族でおばあちゃんが
乳がんになったと聞いたら、
その治療をすることは必要ですが、
家族は次は自分だと思って、
何か生活の中で間違いを起こしていないか
見直すこと、正すことが大事です。
『がん家系だからねー』で
済ませない意識が必要です。
諦めることはないんです。
必ず、その人の生活習慣の中に
がん発症の原因が隠れています。
子どもが将来がんにならないためには
毎日の習慣に注意を向けることが
必要です。
もっといえば、赤ちゃんを授かる前から
お母さんは自分の身体を
良い状態に保っておかないといけません。
発がん物質と言われるもの、
細胞を壊してしまうような
身体に毒素を取り入れないことは
完全には無理だとしても
注意しないよりもしたほうが
トータル的には減らすことができます。
がん以外の生活習慣病とも言われる病気も
赤ちゃんの時からすでに種が
仕込まれてしまいます。
病気になってからではなくて、
今の健康なうちから、
しっかり管理する気持ちが大事です。
今よりも一歩、健康への意識を
上げてみてください。
病気がすでにある、
正常な状態ではない場合には、
必ずどこかに原因があります。
薬に頼って、症状を抑えることよりも
身体が教えてくれたサインを
どうしてその異常が起きたか考えて
改善する視点を、
お母さんには持っていてほしいです。
