コミナスブログ 支援者の心構え

ケガを怖がってたら子どもは育めない

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シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。

昔に比べて、今は膝っ小僧に
かさぶたができている子や
絆創膏を貼っている子が
とても少なくなくなりました。

みんな綺麗な子が多い😊

コブができたり、
どこかに怪我しているのが
子どもだという印象が強い私は
もっとわんぱくに育ってほしいと
思う人はいませんか?


子どもは成長過程で、
自分の身体を経験を持って確認していきます。

何度も転んだり、失敗をしながら
自分の身体のイメージを作り上げていきます。

赤ちゃんの、歩き始めには
その様子がよくわかりますよね。

何度も何度も転んでは
立ち上がり、数歩よちよち歩けたら、
尻もちをついて・・・。

それでも、誰も教えなくても
歩きたいという欲求が
自然と湧き上がり、
チャレンジしていきます。

こんなプロセスを繰り返す中で、
身体のバランス感覚や四肢の運動機能、
目で見なくても、
どのくらい手足が上げられているのかなど
脳が認識していくのです。

心の方にも、嬉しさ、楽しさ、悔しさ、
達成感などの感情を通して、
意欲や集中力、根気といった、
力を成長させていきます。


上手にできるようになるまでの過程には
失敗経験が必ずあるもので、必要なものです。

痛みを経験することも
とても大事なこと。
小さな傷ひとつ、子どもにとっては
感覚を育む重要な経験。


たくさんの経験することで、
それが統合され、連動した動作になったり
予測を持った行動ができたり、
人への配慮ができたり
たくさんの想像力にもつながっていきます。

けれども、今の子どもを預かる施設では
ケガをさせてしまうことが
まるで悪いことのように
接しているところが多くなっています。

[大事なお子様に怪我をさせてしまいました
申し訳ありませんでした]

こんなふうな、対応をしてしまいます。
大怪我、管理が悪くて起きたことならまだしも、
走って転んだ、
階段を踏み外し打撲したということまで
同じ対応になってしまっています。

そんな、保育者の元では、
当然、ケガをされては困るので、
走るなら、人のいないところで、
階段は大人と手を繋がなきゃダメ
高いところから飛び降りたらダメ
こんな、ダメダメが増えてしまいます。😩

言葉で言わなくても
目に見えない制限もあります。

ある時、走り回っていた子が、
鉄棒におでこをぶつけ
大きなコブを作った時がありました。

その日から、鉄棒の前にガードを置き
鉄棒を使わないときは
クッション材でカバーするという
対策をとることにしました。

この1件で、他の子どもたちは
自由に鉄棒に触ることが出来なくなりました。

こういった対策は必要でしょうか?
なんか変だと思いませんか?

公園なども、遊具に対象年齢が示されていたり
小さい子が遊んでいるところには
大きい子は行ってはいけないような
空気が流れています。

どんどん、子どもが自分で経験する機会、
失敗する機会が減らされています。

小さい時に鹿、大っぴらに
失敗できる機会はありません。

子どもだから、人とぶつかり合うことや
失敗してケガをすることも
当然だと容認される期間です。

そうやって、心も体も傷つく経験をして、
それを克服していくことで
自分に自信ができ、社会で失敗しても
乗り越えていける確信が
持てるようになると思います。

子どものうちは、
大きな事故は防いでいく配慮は
当然必要ですが、
ケガを怖がって制限ばかりすることは
子どもの成長を妨げてしまうと
考えています。

自分の子どもじゃないから、
ケガをさせることは見過ごせないという
考えもあるでしょう。

でも私は、子どもには自分で考え
身を守ろうとする本能が必ずあると信じています。

自分から、無茶なことはしません。


大人が助けて高い木に
登らせるようなことをしなければ
よほどのミスがなければ、
子どもが木から落ちる事は起こりません。

子どもは自分のできるという感覚を確かめながら
チャレンジしていきます。

『今日は、ここに傷ができちゃったね。』
『怖かったけど、頑張ったね』

こんなふうに、子どもを見守り励ましながら
関わっていきたいと思います。







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