シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
令和4年6月1日から、
ブリーダーやペットショップ等で
販売される犬や猫について、
マイクロチップの装着が義務化されました。
現在の飼い犬、猫の装着は
努力義務ということですが
この義務化については賛否両論あって
私も複雑な思いがあります。
昔は、首輪にプレートをつけたりして
飼い犬、猫だという印をつけていたのが、
身体に埋め込まれてしまうわけですよね。😔
確かに、飼い主や出生記録などが
データとしてすぐわかることで
メリットはあると思います。
災害時の迷い犬などの問題が
確かにありましたからね。
すぐに、飼い主に戻すことができたら
安心ですよね。
私も、昨年飼い犬を亡くし、
また、縁がある子がいたら
飼いたいなと思い、
里親コーナーを検索してみたり
問い合わせてみたりしていました。
そうすると、マイクロチップ装着済み。
こんな文句が必ず記載してあって
こんなのいらないのになーって
単純に考えていたんです。
なんだ？このマイクロチップって？
っていう感じで、その必要性に
ピンと来てなかったんです。
すでに登録して番号持ってるわけだし
鑑札つけてれば良いんじゃない？
そんなふうに思っていました。
お金をかけて、マイクロチップを装着し
しかも、登録費用をかけ
データーも自分でこまめに
変更登録できる人なら
すでに、しっかり飼う気持ちがある人ですよね。
問題は、それができない人。
やろうとしない人がいることで、
そもそも、動物を大切に扱うことができない
現実があることが課題なわけです。
いくら、マイクロチップを装着した状態で
購入したとしても、
情報を更新しなければ、
いざというときには使えないものに
なっているかもしれませんよね。
リーダーも、その辺に普及している
わけではありませんから
迷い犬がいたとしても、
リーダーがあるところに
連れていかないといけません。
今でも、保護された犬を
リーダーで読み取る作業を
していないところもあるようです。
どの子がチップを埋め込まれているのか
わからないですから、
全部の犬を調べなくてはいけないし、
背中に埋められているはずでも
皮下で動いてしまっているかもしれません。
装着のチップのメーカーによっては
読み取れないかもしれません。😒
ゲート式のリーダーが
効率が良いと言われますが
かなり高額のようですから
導入には難しいと思います。
思ったように都合よく
効果が得られるようになるには
大変な投資が必要かもしれません。
動き回るペットを捕まえて、
一頭づつリーダーで読み取るということが
災害時に現実的にできるのか
疑問を感じます。
結局、マイクロチップを装着しなくても
あまり現実は変わらないのかなと
個人的には思っています。
心ある飼い主が、万一のために
ペットを管理しやすくなるツールが
増えたという点では
安心感につながると思います。
でも、それはあくまでも
一つのツールでしかないと思います。
そして、それは人間側の都合だけでしかないと思います。
犬猫のお母さんの気持ちを考えたら
怖くないですか？
人間だからって、動物にそんなことしていいの？
2025年には人にも装着するというような
話題もあったりしますが
何のために必要なのか・・・。
全てを管理することが本当の安心になるのか
よく考えていきたいと思います。
生まれた子どもに
マイクロチップを装着する世界になったら・・・。
どうしても、これは受け入れられません。
怖くなってきたので、今日はここまでにします。
