石鍋てるみです。
今日も痛ましいニュースが
ありました。
14歳の女の子が
お母さんの腹部を刺し
死亡させてしまったというものです。
日本で起きている殺人事件の半数は
家族間での殺人だといわれています。
日本ではまだ
家族の問題は家族で解決すべき
他人に打ち明けるのは恥を晒すようなもの
という思い込みがあって、
他人が介入する機会が持てないことが
このように事態を深刻化させてしまうのでしょうか?
まだ、生まれて14年という期間で
この子どもをここまでの行動を
とらせてしまう状況にさせてしまったのは
何なのでしょうか。
同じような事件を耳にするたびに
親子がどんな気持ちだったのかと
考えると苦しくなります。
家族なんだから
理解しあっていて当然だとか
仲良く暮らさないといけないとか
家族の中でも、いろんな考え方を
持っている人がいるわけです。
家族構成員のそれぞれが
成長していく中で
ものの考え方や価値観が
一致しなくなるのは当然なのに
それを認められないとか
変化することをよしとできない人がいたりします。
他人が相手だったら要求しないことを
要求したり、遠慮せずに立ち入ってしまうことも
家族関係にはありがちです。
そして、日常もいつも幸せな状態ではなく
いろんな試練が起きることもあります。
そんな試練に対する対応力も人それぞれです。
家族間のこのような事件を防ぐためには、
一人一人が、家族に依存していないことが
大事だと思います。
精神的にも経済的にも自立することは、
家族間で距離をとった付き合いが
できることにつながります。
たとえ、血の繋がりがあっても
同居していても
家族は自分と同一人物ではなく
他人だという気持ちが必要だと思います。
他人には見せられないよくない自分の姿を
家族の前では平気でやれてしまうというのは
考えものです。
相手の気分を悪くするような行動は
家族であってもやってはいけないことです。
よくあるのが、親が子どもに対して
良かれと思ってやったことが
子どもを拘束することになっていたり
傷つけてしまうことです。
親は、それを悪いことだとか
子どもを傷つけているつもりがないから
厄介です。
子どもに迎合することはありませんが
親自身が子どもへの言動の後に
子どもの様子がどうであるかは
フィードバックすることは大事です。
子どもが笑顔でいるか。
楽しそうにしているのかを
みてあげて欲しいです。
子どもが笑っていないのなら
何か生活の中で何かボタンのかけ違いが
潜んでいます。
よく、観察してください。
今回の事件については
これから詳細が出てくると思いますが
原因は一言で表現できるものではないでしょう。
どれだけの人が傷ついているのかを思うと
予防できる方法を探りたくなります。
家族の問題こそ
第3者へ相談した方がいいと感じました。