シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
あなたはいつも、子どもと
スキンシップをとっていますか?
幸せホルモンのオキシトシンは、
このスキンシップをとることでも
分泌を促すことが分かっています。
子どもが小さい時には、ごく自然に
抱っこしたり、手をつないだり、
何かと、くっつく機会が多いですよね。
あのスキンシップで子どもだけでなく、
親も気持ちが温かくなって、ほっこり
癒される感覚があります。
あの感覚がオキシトシン分泌サインです。
けれども、スキンシップの難しいところは、
心地よく感じない場合があったり、
かえって拒否反応が起こることもあることです。
ハグしあっても、あなたが心地よいと思っても、
子どもはそう思っていないかもしれません。
あなたが不快でも、子どもはスキンシップを
執拗に求めてくる場合もあります。
家には5人子どもがいますが、
10歳過ぎても、膝の上に座りたがる子もいれば、
5歳くらいでも、手をつなぐことを
嫌がる子もいました。
同じ子でも、時と場合によって
やたら、甘えて近づいてきたかと思うと、
ツンデレな態度になるときもあって、
一体、どっちやねん!って
めんどくさく感じたこともあります。
私自身も、その時によって、
子どもを抱きしめたくなる時もあれば、
なんかそばに来られるだけで、
イラつく日もあって
親なのに、子どもを拒否する気持ちに
罪悪感を持ったこともあります。
親子のスキンシップは大事だという
言葉を信じて、毎朝、ハグしあうと
決めているという人もいます。
子どもにスキンシップを拒まれたといって
ショックを受けている人の
悩みを聞いたこともあります。
スキンシップは心地よいと感じないと
かえって毒にもなります。
決めて行うものでもないし、
拒否したい気持ちが起こっても
当然のことです。
お互いリラックスして
自然な心地よさがあってこそ
意味があるスキンシップだと
いえると思います。
あなたもスキンシップに
ストレスを感じた事って
あるのではないでしょうか?
相手が嫌いだったり、
はっきり理由はわからないけど
そんな気分になれなかったり、
そんな時もありますよね。
それを、スキンシップは大事だからと
強要されてもかえって、
ストレスに感じると思います。
子どもも同じです。
抱っこが嫌いな赤ちゃんにとっては、
抱かれること自体が
不快な事という場合があります。
その事を理解できないと、
泣いて嫌がる赤ちゃんを
どうにかなだめようと
抱っこしてしまうのと同じように
的外れな、スキンシップを
とってしまうことになります。
親は子どもよりも
自分の気持ちのコントロールができます。
子どもが、強くスキンシップを求めてきたら
それを、満たしてあげましょう。
ベタベタされるのが苦手な人は、
くすぐったり、手遊びなどの
他の方法でのスキンシップでも
構いません。
親は、子どもを満たすために
必要な存在です。
工夫して、子どもを満たしてあげましょう。
また、嫌がっているときには、
強要しないようにしましょう。
その場合も、ほっておくのではなくて、
見守ってあげましょう。
親は、子どもに満たされようとしては
いけません。
親が満たされない気持ちは、別なところで
満たしてくださいね。
ちょうどいいスキンシップをとりながら、
親子で心地よいバランスを探っていきましょう。