シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
昨夜、東京オリンピックでは、
野球の決勝で金メダルという嬉しいニュースがありましたね。
東京オリンピックも今日は閉会式です。
台風10号の影響は避けられそうですが、
無事に終了できることを願っています。
さて、昨日のブログの続きです。
子どもが、あなたにお菓子やおもちゃをねだり始めたら、
【お金の教育】のスタートです。
3歳くらいからとは思いますが、このおねだりするということは、
大人が「いいよ」って許可をしないと、
自分の手に入らないということがわかってきたということです。
この許可を判断する基準の一つに、お金の価値観があることを
伝えるのが【お金の教育】の目的です。
現代は、お金の存在を目にする機会が減ってきています。
現金を使わなくても、物が買えるようになってしまいましたよね。
ですから、あえて現金を意識して教えることが必要です。
今使われている硬貨、紙幣を、実際に見せます。
細かい数字を教えるのは興味を持ってからで大丈夫です。
日本で使われている現金を実感させてください。
次に、日常の買い物に同行させましょう。
ただ一緒について周らせるだけではなくて
子どもと一緒に、値段を確認しながら、品物を選びをしましょう。
会話の中で、『今日はたまごが〇円だね』
『安いけど、こっちの方が〇〇だからこっちにしよう』とか、
『今日は、〇〇円しかないから、買わないね』など
あなたが、買い物をしているときに考えていることを
お話してあげてください。
よくわかっていなくても、一緒に経験させてくださいね。
繰り返すなかで、物を買うときの思考が伝わります。
そして現金で支払うところを一緒に体験します。
(電子決済したいところでも、ここはあえて現金で払ってください)
スーパーに行くと、はしゃいでしまう、ゆっくり買い物するのが、
そもそも、無理という子どももいます。
そんなときは、お家での練習から始めましょう。
お買い物ごっこは、どんな子どもでも
工夫次第で、お金を学べる遊びです。
お家にあるお菓子や、飲み物、おもちゃに値段を表示し、
子どもがお金を使って交換することを経験できるように工夫します。
まだ、慣れないうちは、表示札に10円玉だけをいくつか書いて
10円が何個でこれが買えるというように
絵でかいてみてもいいと思います。
おもちゃのお金でもいいのですが、
大人と一緒にやるときは、実際のお金をやり取りして
10円玉だけから、扱ってみましょう。
そうやって、お金と交換して、自分のものになるという
システムを理解します。
そして、実際にお店に行って、おねだりのお菓子があれば、
子どもがお金を使って、買い物を体験させてみます。
それができたら、いくらまでと、
決められた範囲での品物を選ぶことを体験させ
欲しいものであっても、買えない時がある、
我慢しなくてはいけない時もあることも教えます。
また、子どもが目にしなくて済んでいる、光熱費や通信費などにも
お金がかかっていて、いくらだったとか、
日常のお金に関する話題も、聞かせましょう。
大人でも、節約したり、我慢していること、
買えたことで嬉しい経験などを、
子どもに見せたり、話をきかせることで
金銭感覚を養うことに繋がっていきます。
そして、一番伝えてほしいのは、
お金は『ありがとう」を交換するものだということです。
お父さんやお母さんがお金をもらってきます。
「それは、お仕事をしてくれて、
『ありがとう』ってもらったものだよ。
買い物に行くと、お菓子を買ってくれて『ありがとう』って、
お店の人は言ってくれるし、
あなたも、おかしがもらえて嬉しくて『ありがとう』って
言うでしょ。
そうやって、お金は誰かの役に立ったり、
喜んでもらえたりしたときに、
『ありがとう』って交換するものだよ」って伝えてあげてください。
そうやって、お金に感謝して大事に気持ちよく使う、受け取ることを
伝えてください。
親が、子どもにお金についてのイメージをどう伝えるかは
子どもの金銭感覚に大きな影響を与えます。
お金について、子どもと一緒に学び直していくと
あなたのお金の問題が解決するかもしれません。