シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
台風10号が近づいてきているようです。
新規の新型コロナウイルス感染者も、
東京では先日5千人を超えたこともあって、
外出をなるべく避けたいこともあって、
ネットスーパーを利用して、食料を調達しました。
こうやって、私自身どんどん現金を使う機会が減っています。
近年では、キャッシュレス化され、電子マネーやクーポンの利用などで
物が売り買いされ、お給料も振込がほとんどです。
現金を目にしなくなりましたから、
子どものおままごとを見ても、レジでピッとやって、
カードをかざしてお買い物なんていうように
変わってしまっています。
お母さんの『お金が足りない』という愚痴を聞いた子どもが、
「カードがあるじゃん」と、いかにもカードがお金代わりになるように
話をしているというのも、現代らしい話です。
それでも、たまにスーパーに行くと、小さな子どもが、
お菓子を買ってほしいとおねだりする姿を見かけます。
大体、3歳くらいだと思いますが、
子どもなりに、まずは、欲しいものは、
お母さんがいいと言ってくれないと、
手に入らないという感覚が出てくる時期なのでしょう。
子どもが、この段階になったら、お金の存在を教えるチャンスだと
思ってください。【お金の教育】の始まりです。
3歳の子どもに【お金の教育】をすることに
抵抗を感じる人もいるかもしれませんね。
でも、経済観念もまた幼時期に見聞きしたものから
受ける影響がとても大きいことが分かっています。
『お金の話を食事中にするのは、はしたない。』
『お金を稼ぐ方法を話すのは、卑しい行動だ』
『子どもが、うちの家計事情を知る必要はない』
『お金は、苦労して稼ぐもの、楽に稼ぐことは悪だ』
という考え方の家庭と
『お金は、いつもたくさん世の中にあって、流れている』
『必要なものを、交換できる便利なもの』
『家族はチーム。家計のことも一緒に考えよう』
『お金を大切にするために、勉強していこう』
とういう考えの家庭では、お金へのイメージが全く変わってしまいます。
その、金銭感覚は、幼児期に子どもの深い部分に刻まれます。
その上で、子どもが、お金とどのように向き合うかで
一生のお金との付き合い方が決まってきます。
通常、お金に苦労していない人のほとんどは、
お金に対してネガティブなイメージを持っていないといわれています。
お金に使われるのではなくて、
きちんとコントロールする力を持っています。
世界に比べ、日本は子どもへのお金の教育は
今まで全くというほどされていませんでした。
私たち親も、個人で学ぶしかなかったと思います。
日本もやっとその重要性がわかり、
子どものお金を意識した情報がたくさん発信され、
金融庁のホームぺージにも、小学生からのメニューが掲載されています。
現代はお金に関わらないで、生きていくことはできません。
もしも、子どもがお金に困らない人生を送ってほしいと思うのであれば、
お金の教育は意識してほしいと思います。
子どもの⾦銭感覚を養うためには、家庭における家計のやりくりなどが
きちんとできていることが大前提になります。
失礼ですが、親もお金の教育は受けていないわけですから、
自信がある人は少ないのでは?(私は間違いなくこれ!)
子どもと一緒に学び直すつもりで取り組んで、
今からでも家計の見直しなど行ってみましょう。
ですから、3歳くらいのおねだりが始まった時期になったら、
まず、そのお菓子がお金を支払うことで手に入るということを
教えてみましょう。
今日は、ちょっと長くなりそうなので、
続きは明日にしようと思います。