コミナスブログ 人生について考える

あなたは育児の期間を意識していますか?

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シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。



あなたは、毎日何時間を育児に費やしていますか?

一日、24時間。

そのうち、子どもにかかる時間はどのくらいでしょうか?

また、育児期間は何年間くらいとイメージしていますか?


産まれたばかりの、赤ちゃんは、

寝ている間も、ちゃんと息をしているのか、

身体に異常がないのかが不安になって、

24時間気にして見守っているようなことが

1ヶ月くらいは続くお母さんもいるでしょう。


そして、少しづつ、

子どもに生きる力に信頼が持てるようになって、

目を離す時間があっても、安心できるようになってきます。




実際に、離れていても親子でつながっている感覚があれば、

直接育児に囚われる時間は減ってくるものです。

本来は、少しづつ子どもは、

自分の力でいろいろできるようになるのですから、

親が子どもにかける時間は、減っていくはずです。


でも実際、現代育児は、そうなっていません。



今度は、あなたの思う、良い子に育てたいという気持ち、

社会的に価値のある子どもに育てたいという気持ちが、

あなたが、子どもへのやるべきことを増やしていきます。



それを行うことが、育児だと思い込んでしまいます。



人は、10歳くらいまでに、人間としての基礎的な機能は完成します。

生物学的に見れば、人間の親が育児を行う期間は、

この10年間と考えていいと思います。


その後は、子どものサポーターです。






その先、子ども自身がどのように成長していくかは、

本当は子どもが選んでいくべき課題です。



あなたが、子どもと一緒に、同じ人生を生きようとするほど

あなたの育児の期間はどんどん延長していきます。



それは、子どもの自立と、

あなたの自立を先延ばしさせてしまいます。



育児期間の期限を10年間と意識することで

親が子どもに本当に伝えなければいけないことが

わかってきます。



子どもを早く自立させることが、

子ども自身の人生を生きる時間を与えることになるのです。

そして、あなたも、自分の人生を生きるために使うことが

できる時間が増やせるのです。




子どもと離れてしまうことに寂しいと感じてしまう、

子どもに必要とされなくなると感じてしまい、

密着した親子関係を手放せない人もいます。


あなたも、人に指図されたり、

行動を人に確認しながら生きていくのは、

イヤだと思いませんか?



成人しても、親に依存する子どもでは、

困ると思いませんか?


いつまでも、子どもに囚われる育児は、

必ずいつか親子の関係にゆがみを引き起こします。



子どもを、適当な時期に個人として切り離し、

親のあなたも、自分に戻らなくてはいけないのです。



お互いの自分の人生を、尊重して、

納得して生きていくために必要な考え方です。


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