シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
このマークを見たことがありますか?
![](https://terumi5.com/wp-content/uploads/2021/05/6014d19d-9650-4958-a93e-073a7ae74f80-19704-00000ed119e77873_file-300x214.jpg)
このマークは、カームダウン・クールダウンのピクトグラムで、
2018年に追加されたものだそうです。
発達障がいや知的障がい、精神障がい、認知症者の方や
そのご家族が慣れない移動や人混み、
周囲の視線、音、光等で不安やストレスを感じた時に
気持ちを落ち着かせたり、パニックを未然に防ぐための場として
利用できるように設置されています。
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日本では初めて2019年に 川崎市等々力陸上競技場の
メインスタンドの一室を一時的にセンサリールームとして、
発達障害の子どもとその家族が川崎フロンターレvs大分トリニータを
観戦できるために設置しニュースになりました。
現在は、新国立新国立競技場や、羽田空港、
などにも設置されていますね。
【カームダウン・クールダウン】と表示されたスペースの中は、
1畳ほどの個室になっているようです。
音や照明が苦手な「感覚過敏」のかたでも、疲れてしまったときに、
落ち着ける空間があることは、重要な設備だと思います。
映画館や、観劇、公共の場所でもっと当たり前に
あるといいなと思います。
先日、快適性を増したという授乳室が紹介されていました。
障害者の為とか、授乳中の人の為と分けなくても、
同じ空間を共用できてもいいような気もします。
発達障害・グレーゾーンの子どもたちは、
時折感情のコントロールが上手くできずに、
癇癪や、パニックを起こしてしまうことがあります。
ステイホームの期間は自宅で、
家族が一緒に過ごす時間が長くなっています。
何となく、イライラしてきたり
いつもより過敏性が高まってしまう子もいます。
誰でも、心が落ち着かなくなったり、
怒りんぼになってしまうことってありますよね。
血の繋がった家族といっても、他人の集まりです。
お互いのことを100%理解して許容することは難しいのが当たり前。
お互いに心穏やかに過ごすために、
自分の機嫌を立て直すための工夫は必要だと思います。
今日のアドバイス
一人で過ごす時間を認める
家族の中でも、一緒の空間にいても気にならない人もいれば、
何だか落ち着かないという場合もあります。
(今は一人になりたい)というときもあるでしょう。
家庭においても、一人きりになりたい、
自分だけの空間を確保できることは、
心の安定に必要だと思います。
日本の住宅事情では、そんな空間を持つことは
難しいこともあるかもしれませんが、
工夫してみる価値はあると思います。
保育園の工夫を例にすると
小さな一人用テントや、大型段ボールを室内に置いておいたり、
部屋の隅を、パーテーションで囲ったりしていました。
それだけでも、自分の世界に集中できるので、
気持ちが落ち着いてきます。
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自宅でも、小さなスペースでもそんなコーナーを作ったり、
少しの時間でも一人で使用できる工夫はできると思います。
家族だからといって、ずっと一緒にいる必要はありません。
適度な距離感が必要です。
一番は、自分の心が穏やかであることだと思います。
自分がリラックスできる時間をとってあげましょう。
他人、もちろん子どもの、一人の時間も大切にしてあげましょう。
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人には全員、【カームダウン・クールダウン】スペースが
必要だと思います。