グレーゾーンの子どもへの対応 コミナスブログ

片づけない方法を身につける

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シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。


片づけが苦手な人の中にADHD・ASDの特性が

見られることがあると言われています。



ADHDの特性として

物事の優先順位をつけるのが苦手、気が散り易い、

興味が関心が移り易いので物が増えてしまいがち

ということがあります。

ASDの特性として

愛着とこだわりを持つ傾向があり、不要なものと判断できない

収集してしまうなどがあります。

ただそれは、人それぞれ程度も、原因も違います。



子どもが小さいうちは、大人が片づけをしていることで、

部屋が散らかりっぱなしということが目立つことはなくても、

少しづつ自立の部分が増えてくる段階で

その問題が浮き彫りになってきます。



最初は、学校に忘れ物をしてしまったり、

大事なプリントを無くしたりといったことで、

親が管理に目を向けないとできない状況から始まります。



大人が声掛けしたり、

多少の管理をサポートしてしまう環境下では、

どうにか、生活できているので、

目立って困る状況にならないのです。



やがて、その子が、ひとりで生活をすることになったときに、

気がつくと、部屋がゴミの山になってしまったという

状況になってしまう大人がいるのです。



発達障害・グレーゾーンの大人の悩みの中に、

片づけられない悩みというのが、

多く聞かれます。


大人になって、こんな状況には、

させたくないと思いませんか?




小さいうちから、身の回りの持ち物を片づける方法を

身につけることは、住環境を整えるだけでなく、

時間の管理、食事の管理など全てに役立つスキルになります。

けれども、どんどん増えるものを片づけるのは

大変な事なんです。


この大型連休をきっかけに、

子どもの片づけの能力アップをはじめてみませんか?




実は片づける方法を教えるよりも簡単な方法があるのです。

今日のアドバイス

片づけをしなくてもいい方法を教える



人は目の前にある品物や、色などから、

たくさんの刺激を受けています。



発達障害の子どもは、刺激を選択的に取り入れる力や、

記憶しておく力などに困難さを抱えています。



余計な刺激が脳に入っていると、

それだけで記憶の容量は減ってしまいます。

とにかく、情報は必要な最小限にすることが大事です。

どんどん目の前の余分なものを減らすことを教えましょう。



子どもと一緒に、子どもの物を整理してみましょう。

ゲーム感覚でやると楽しくできます。


具体的に、声掛けすれば子どもは

スムーズに片づけられます。


まず、本、おもちゃ、洋服、などアイテムごとに

集めてみよう!と声掛けします。



集まったら、この段階で一度、不要な物を間引きします。

壊れているものはどれ?

サイズが合わないものはどれ?

冬になったらつかうものはどれ?

など、選んでいきます。


そのあと、不要なものは、こうやって捨てるよと、

ゴミの出し方も見せて教えます。

大人でも、処分の仕方が分からずに、

放置してしまうことがあるので、

この部分は、不用品を家から出すところまで

見せる、教えることが大事です。



次に残りを、使うか使わないか判断して、

整理したいのですが、難しいこともあるはずです。


そんな時は、時間はかかりますが、

子どもが毎日使っているもの、

1週間のうちに使ったものを大人が観察し、

使ったものだけ、子どもの手に取りやすい場所に配置します。



子どもが使うものだけを、

わかりやすく、かごや、引き出しなどの収納場所を決めて

自分でしまうことを、一緒に行うようにします。

子どもが、使うものは、子どもが記憶し覚えているものです。

子どもが、記憶できる品数でもあります。



覚えられていないものは、いくらそこにあっても、

気が散る材料にしかなりません。



出番がなかったものは、

子どもに見えないところにしまい、

しばらく使うと希望があるか様子を見ます。

そして1ヶ月必要としなかったら、

残ったものは、全部処分してしまいましょう。


そこには、あなたが、子どものために買った品物が

たくさんあるかもしれません。



捨てる事なんて、もったいなくてできないという

感情が湧いてくるかもしれません。


けれども、それは、1ヶ月子どもが必要としなかったものです。



すぐに捨てられなければ、しばらく、箱の中にしまって

取っておいてもかまいません。


それでも、使われなければ、お別れするものです。


思い切って、一度手放しましょう。


すっきり片付く瞬間を

子どもと経験することで、

気持ちよさを実感することができるようになります。

管理できる許容量が少なければ、その管理できる量まで

モノを減らさなければ、効率よく使われることもないし、

ただ、置かれたままのノイズにしかなりません。


定期的に、このような練習を重ねていくことで、

子どもも、物との付き合い方を知っていくことができます。



自分にとって不要なものが分かって、

それを捨てる方法を身につけることは、

整理整頓の方法を覚えるよりも簡単だと思います。




部屋の中に物が、管理できるだけのものになっていれば、

片づけなくても、すっきりしたお部屋でいられます。




週に1度でも、捨てることが習慣にして、いる・いらないの判断を

子どもと一緒に練習することをおすすめします。


以前の私がそうだったように

意外にも、家が片付かなかった原因は子どもじゃなくて、

あなたの物への執着が原因だったなんてこともあるかもしれませんよ。



きれいな部屋は、子どもの心を落ち着かせます。

チャレンジしてみてくださいね。

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