シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
東日本大震災から、10年目を迎えた今日は、
テレビでも様々な特集番組が流されています。
つい、先月の13日にも、福島県沖に最大震度6弱といった
大きな地震がありました。
この地震は、東日本大震災の余震ともいわれていて、
また、いつ災害が起こるかわからない状況です。
今までの経験をもとに、自分たちの防災対策は
見直しておく必要はあるでしょう。
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通常の準備はもちろん大切ですが、
発達に課題を持つ子どもの場合
発達障害の特性から、災害時にトラブルがあったり、
避難先で苦労したという情報もたくさんあるので、
それらを参考にして、準備しておきたいものです。
例えば、避難先でも
「(じっとすることが苦手で)避難所で迷惑な顔をされた」
「順番を守ることが理解できずに、トラブルになった」
「エアコンや雨の音、人の声などが全部混じって耐えられなくなる」
「知らない人に囲まれることや、においが気になって室内にいられなかった」
など、普通なら我慢できることも、感覚の受け取り方の違いで
苦痛が強い場所になってしまいます。
発達障害の特性は一人ひとり異なります。
外から見ただけでは、障害があることは
わかりずらいので、周囲の誤解も生まれやすいです。
そんな誤解を減らすために、大切なことは・・・
今日のアドバイス
子どものことを、たくさんの人にみてもらう。
災害時は、特に家族だけで対応しようとするのは、困難です。
親が、子どもといつも一緒にいれるとは限りません。
水や食料、毛布などの配給時にずっと待っていられないで、
騒いでしまう子どもの場合や、
職場から帰宅できない時に、保育園に迎えに行けないなどの場合
子どものことを、自分以外によく知っている人がいてくれると、
どんなに助かるでしょう。
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家族の代わりに子どもの相手をしてくれたり、
サポートを快く引き受けてくれる人がいてくれると、
一気に不安も軽減します。
一番の防災は、近所の人、地域の中で、家族や子どもの存在を
わかってもらうことだと思います。
特に、発達障害、グレーゾーンの子どもには、
特性をよく知っている人が多くいてくれるほど、
安心に過ごすことができます。
申し訳ないからと、遠慮してしまったり、
子どもの行動を押さえつけているよりも、
積極的に子どものことを、周囲に理解してもらうことも必要です。
どんどん、自分たちの方から、心を開放して、
子育てをたくさんの人に応援してもらいましょう。
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日頃から、たくさんの人と接して、
子どもを理解してもらう機会を作ることで、
いざというときに、助け合うことができます。
人とのつながりが、災害時一番の安心感を作り出すと思います。