コミュニティーナースの石鍋てるみです。
昨日は小規模保育園の
前期運営委員会に
出席してきました。
昨年、課題とされていた部分の改善や
今年度のこれまでの様子と
今後の予定などの報告が
施設長からありました。
0歳児から2歳児の受け入れ先である小規模保育園。

今回参加していた保護者代表の方は
いくつもの認可保育園には落ちてしまい
いよいよ、預け先がなく
このままでは、育休延長しないと
ダメかと諦めかけたところで
区から案内を受けたのが
小規模保育園だったということでした。
最初は、気が進まなかったようですが
今では小規模保育園でよかったと
ご夫婦で話しているというお話がありました。
なぜ、気が進まなかったかというと
2歳児までということで
その先の預け場所が確保できるのかに
不安があったからだそうです。
いわゆる3歳の壁という課題です。
また途中で再び子供に新しい環境への変更を
強いなくてはいけないことに抵抗があったり
その先預ける場所がなかったら困ると考え
最初から選択肢には入れなかったようでした。
でも、実際入園してみると
乳児期に少人数のところで
手厚く見てもらえることだったり
保育士も子ども一人一人のことを
よく理解してくれる安心感が持てて
選んでよかったって納得していると言ってました。
さらに、2歳児クラスに9月までに入所している場合は
先行利用調整制度が利用できることもあって
安心して通うことができるということでした。
小規模保育、保育ママなどは
認可保育園等とは違って
規模が小さいですが、
考え方によってはこの少人数の環境の方が
向いているお子さんもいます。
大きな集団の中では
落ち着かないお子さんや
細かい配慮が必要なお子さんは
この大事な乳幼児期だからこそ
目の届く個性に合わせた環境の
選択肢として検討するのもいいと思います。

お子さんの一人一人の理解という点では
大きな園であっても
実際は大差はないかもしれません。
それがプロのお仕事ですから。
一番重要なのは、子どもが安心して過ごせるか
楽しく過ごせているかという視点と
保護者、保育者の連携、
信頼関係で繋がれているかどうかです。
この小規模保育園は、
保育内容も工夫されているし
保護者、子どもとの関係作りはもちろん
働く職員のことにも
細かく配慮しようという動きが感じられて
好感が持てます。
いつも、参加するたびに
私自身の学びにつながることが多く
参加させていただくことに
感謝しています。
イメージだけで敬遠せずに
実際に見学もして小規模保育も
検討してみることをお勧めします。