コミナスブログ 日常からの気づき

加速している少子化

更新日:

石鍋てるみです。

厚生労働省が、
2023年の「人口動態統計」の概数を、
昨日発表しました。

1人の女性が一生のうちに産む
子どもの数の指標となる
「合計特殊出生率」は1.20でした。

これは統計を取り始めて以降
最も低くなったということです。

最も低かったのは、
東京都で0.99と1を下回りました。

2023年1年間に生まれた
日本人の子どもの数は72万7277人で、
2022年より4万3482人減少し、
この数も1899年に統計を取り始めて以降、
最も少なくなったということです。

この結果は、少子化が
予想以上に進んでいると
考えていいでしょう。


子ども支援策、働き方改革など
少子化対策にはたくさんのお金をかけ
行政もあれこれと
手を尽くしていての結果が
この厳しい状況です。


金銭的な不安、仕事との両立ができない
物価高騰など少子化の原因というと
たくさんの課題が挙げられます。

確かに、お金はかかるし
共働きでも経済的には
子どもの分だけ出費は増えますから
子どもがいない方が
ゆとりはできるでしょう。

けれども、お金を援助すれば
子どもを持つ人が増えるかといったら
そんなに甘くはないですよね。

育児は、始まったらお休みはありません。

常に、子どもに関する事柄に
自分自身が拘束されます。

一人であれば、簡単に済む用事も
とにかく、いちいち根回しが必要となります。

自分が計画した通りに
物事が進まないのが当然の期間です。

今、自分の好きなこと
ワクワクすることで生きていこう。
自分軸で生きていこうといった
考え方が蔓延してきています。

成人してどんな自分軸を持っているかによって
子どもを育てたいという欲求を持つかどうかは
影響されると思います。

自分がワクワクすること、
楽しいことを自分軸としている段階では
子どもを育てようとは思えないかもしれません。

育児は誰からも褒められることもなく
自分の人生の多くの時間、
お金を注ぎ込んだとしても
当たり前だと思われ、
手間のかかる、面倒なことが多いし
給料も感謝の言葉ももらえないものです。

それらを子どもに与えることで
喜びや生きがいを感じられる人であれば
動物として当たり前な
子孫繁栄を自然と願っていくものだと思います。

赤ちゃんって可愛いな。
自分の子どもを育ててみたいなと思うのは
自然なことのはずです。

それが、まだきていない将来の行く末や
お金の不安などを頭で計算し
考えてしまうから
結婚しない、子どもを産まないという
選択をする人も多くなるのだと思います。


コスパ重視、物事を効率よく進めたいといった
風潮の中で生活していると
その真逆のことに取り組むことが
人生の無駄に感じてしまうでしょう。

少子化の問題は、環境だけを変えても
簡単に解決できないと思って
危機感を感じています。

若い人たちの潜在意識に刷り込まれた価値観や
面倒なことに取り組める力、忍耐力など
たくさんの根深い問題があるかぎり
解決は難しいと考えています。

今目の前にいる日本に生まれてきてくれた
子どもたちが、自然と次の世代に
命のバトンを繋ごうと思えるような
環境を作っていきたいものです。











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