石鍋てるみです。
体調不良の原因を探っていくと
大体、自律神経に問題があることが
多いと思います。
「春は自律神経がみだれがち」と
よく耳にしますが、
そもそも自律神経とは何か、
どこにあるのかご存じでしょうか。
交感神経は脊髄の外側から出たあと、
お腹側を回り、
体の各器官に分布していきます。
副交感神経は、
脳の下部(首のあたりです)にある
中脳・橋・延髄から出て
体の各器官に分布するルートと、
脊髄の下部にある(腰のあたりです)
骨盤神経から腸や膀胱・生殖器に
向かうルートがあります。
自律神経のはたらきは、
脳の視床下部という場所で
コントロールされています。
こういったことから考えると
脳幹部、脊髄という部分が
とても重要な箇所だということが
わかります。
この人間の健康にとって重要な
要となる部分を作られるのは
乳幼児期といわれています。
脳の一番深い部分にある
本能を司る脳をしっかりと
作り上げておくことで
その後に作り上げられてくる
脳が調子よく働くことができます。
自律神経がうまく働かない
少しのストレスで影響を
受けやすいというのは
子どもの頃に作られるはずの
この脳の土台部分の脆弱さも
影響しているかもしれません。
現代は、交感神経優位の人が
多いといわれています。
めまい、頭痛、疲労感、
不眠、イライラ、肩こり
やる気が起きない、だるいなど
不調を感じやすい人は
自律神経を整える生活を
取り入れてほしいと思います。
シンプルな生活習慣は
とにかく、早く寝て、
早く起きること。
睡眠時間の確保は
身体作りの一番の基本になります。
なかなか寝てくれない子どもも
睡眠が足りているから
寝ないわけではありません。
周囲の刺激の多さに
興奮気味だったりしている
ケースも多いです。
睡眠時間は、
健康的な脳を作るために
絶対に必要な時間です。
十分な睡眠をとる習慣。
シンプルですが、健康作りの土台は
これが一番重要です。
『寝る子は育つ』
本当にその通りです。
脳が育つんです。
春の季節の変わり目は
自律神経に影響を受けやすくなります。
毎日よく寝る習慣をつけて
乗り切りましょう。