シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
あなたは、自分のことを認めていますか?
もっと、スタイルが良ければいいのに・・・
美人に産まれてれば、女優になりたかったのに・・・
お金があったらもっと素敵な場所に住んで優雅に暮らせるのに・・・
年収1000万の男性と結婚できてたら幸せになれたのに・・・
こんな欲求ってありませんか?
人間って、今の自分よりもっと良くなりたいという気持ちは
誰でも持っています。
だから、欲求が次々と出てくるのですよね。
あの人よりも、評価されたい。
あのお母さんより、料理が上手になりたい。
あの人より、優秀な子どもを持ちたい・・・?
気をつけていないと
どんどん、自分のことだけでなく、
家族や、身の回りの物事まで
自分の欲求を満たすためのものになっていることもあります。
そして、残念なことに、
その欲求のほとんどは、すぐには叶えられない、
手に入れられないものが多いのではないでしょうか。
あなたは、そんな自分をどう思いますか?
そんなときの思考の癖で、
人生は大きく変わっていくと感じています。
手に入れられなかったから、自分はだめなんだ。
これができないから、自分は、だめなんだ。
まわりがこうでないから、自分は出来ないんだ。
こんな思い癖がある人は、どんな状況でも
自分を認められることはできません。
反対に、手に入れられてないけど、今はこれがある。
これができないけれど、ここをがんばった。
周りはこうだけど、自分はこうやろう。
こんな思い癖のある人は、困難な状況の中からでも、
自分ができる事を見つけようとします。
自分はダメなんだと思ってしまう癖がある人は、
自分の人格を否定してしまって、行動もできません。
行動しないので、いつまでも自信がなく
不安が強い状態にいます。
もう一方は自分の行動を見直して
どうしたら欲求を叶えられるか次の行動に思いが向かいます。
行動をしていくので少しでも前に進むことができ、
自分を認めてあげることができます。
発達課題がある凸凹ちゃんは、
周りの期待に合わせて行動する事が出来ないことが多いので、
常に大人から注意を受けたり、
自分のやりたいことを否定されてしまうことが多くなりがちです。
乳幼児期にこれを繰り返されていると
自分はだめなんだという思い癖を持ちやすくなります。
そうなると、大人になっても、この一度できた回路は
なかなか変えることができません。
その結果、欲求が満たされない時、
自分はだめな人間なんだと
思って生きていくようになってしまうのです。
ひどくなると、生きていく価値がないとか、
生きる目的を見失い、うつ病など心の病気になってしまう場合もあります。
子どもは今のままでも、たとえうまくいかないことがあっても
物事がよくなる方向にむかっていること、
今、持っているものがすでに、十分であることを
しっかりと伝えていくように関わることが大事なのです。
子どもに、このことを伝えられるためには、
お母さんが、自分自身を認めていて、
満たされた心でいることが必要です。
心が満たされ、自分を認められているお母さんは、
日常の出来事を、ありがたいと感じられるし、
子どものありのままの姿を大事なものと感じられるものです。
『〇〇ちゃんと一緒にご飯が食べられてお母さん嬉しいな。』
『〇〇ができなかったけど、次はどうやる?』
こんな言葉が自然と出てくるようになります。
お母さんの心が満たされていないと、
『何度言えばわかるの!(あなたはだめなんだから)』
『また、できてないじゃない。(だめねー)』
『○○ちゃんは、優秀だよね。(だめなあなたより)』
こんな言葉で、子どもを傷つけてしまいます。
だめな子だといわなくても、言葉の裏側や
おかあさんのがっかりした表情、ためいきだけでも
子どもは、お母さんの心を見抜きます。
そして、自分はだめな子だと潜在意識に刷り込んでいきます。
お母さんが自分を認めることができると、
子どもに求めるものが、変わってきます。
自分の優越感や、承認欲求を満たすために
多くのものを欲しがるようなことが減ってきます。
こどもが失敗しても、上手に物事がこなせなくても
それを、子どもの課題として認めていくことができます。
まずは、お母さんである、あなた自身が、
自分を満たすことをしてあげてください。
自分にやさしくしてあげましょう。
それが、子どもの安心につながります。