石鍋てるみです。
先日、同年代の方が
お亡くなりになりました。
芸能人をはじめ
まだまだ、人生これからという
50代、60代の訃報が
やたらと目につくようになりました。
自分がそういった話題に
敏感になっているせいかもしれませんが
高齢化社会ですし
耳に入って当然のことかもしれません。
もし、今自分に何かあった時のためにと
終活まではいかなくても
ある程度の身の回りの整理をしなくてはと
50代半ばくらいから
本格的に意識し出しました。
自分だけが管理していた
保険証書や、親戚などの住所、連絡先
家の重要書類など
いざとなったら探せるようにまとめて
長女に教えています。
というのも、介護の仕事をしている時も
実際に身内が亡くなった時も
亡くなった後の始末が
非常に大変だということを
知っているからです。
遺品整理はもちろんですが
様々な契約先などの洗い出しや
連絡先はどこなのかとか
誰に訃報を知らせるべきなのか
という様々なことが決まっていないと大変です。
電気、水道、電話などといったものは
察しがつくのですが
開設口座がどこにあるのか
株などの資産はあるのか
保険はかけているのかなど
本人がいなくなってからだと
とても大変でした。
同じような思いを
子どもにさせたくないですし
最後くらいは、できるだけ
迷惑かけたくないですから。
どうしても死ぬまでに
処分できないものは
「ぜ〜んぶ捨てちゃっていいからね」って
意思表示をしてあります。
見られたら恥ずかしいものは
もう全て捨てました。
訪問看護をしていたときは
たくさんのものに埋まるように
生活していたお年寄りが
たくさんいました。
いて、よほど元気な方でも
70代過ぎてくると
物の取捨選択することすら
できなくなってしまいます。
物の一つ一つが今使う物なのかなど
いちいち考えることが
億劫になるし、まして、
処分するというのは困難になります。
毎日の簡単なお掃除だって
できなくなるくらいですから。
私みたいなめんどくさがり屋は
本当に今のうちに一回でも
さっぱりしておかないと
大変なことになると感じています。
もちろんまだこれからが
人生の本番だと思ってますから
手放しきれないものもたくさんあるでしょう。
でも、少なくとも、自分が死んだ後、
すぐに必要になるものは
まとめておくほうがいいと思います。
これからは、一人暮らしの高齢者も
増えてきます。
私は、長生きするつもりで
頑張っていますから
夫よりも長生きして
一人暮らしになるかもしれません。
人生の半分が過ぎたあたりで
持ち物を一度整理して
スッキリ片付いた空間で
気持ちよく過ごす
おばあちゃんを目指して
好きなもの、今使うものだけ
選び取っていく生活をしたいと思います。