石鍋てるみです。
昨日は、藤井聡太竜王、名人が、
将棋界の全8タイトルを制覇するという
偉業を達成しました。
まだ21歳という若さで
素晴らしい成績で、嬉しく思います。
一体、どのようにしたら、
あんなにすごい子が育つのか、
育児真最中の親御さんは
興味津々かもしれませんね。
その子育て法についても
話題がつきません。
藤井聡太さんのご両親は
子育てで気をつけていたことがあるそうです。
親は親、子どもは子どもという意識のもとで
子どもたちの「やりたい」という意欲を重んじ
余計な口出しはしない。
息子が何かに集中している時は、
絶対に止めないように心がけていたという
記事がありました。
親は、生活リズムを重視して
「ご飯の時間だよ」
「お風呂に早く入りなさい」などと
つい、子どもの集中して行なっていることを
中断させたくなることがあります。
けれども、本人の中で区切りがつくまで
声掛けをしなかったということです。
また、悔し泣きしている間も
安易に宥めたりと言った介入はせず
ひとしきり泣いたあと自分で考え
感情を整えられるまでを
見守る姿勢をとっていたとか。
これらは全て、子どもを信じて見守るという
スタンスが感じられるエピソードです。
自らの興味関心を追求できること
試練は自分で乗り越え
感情をコントロールすることなど
目に見えない精神力が
まさに今の藤井名人の力になっていると思います。
同じように子どもを信じて
見守ることを大事に育児をしているけれど
うちの子どもはちっとも
藤井くんのような優秀な子に育ってないって
思っている親御さんもいるでしょう。
そうなんですよね。
私の子も、あなたの子も
藤井聡太くんではないですから。
同じような心がけをしたからといって
目立った成績を取れたり
天才に育つものではありません。
育児はそんな単純なものではありませんし
天才を作り出すために
育児をするものでもありませんよね。
天才は、生まれた時から
すでに天才の芽を持って生まれてくる
特別な存在だと思ったほうがいいと思います。
持って生まれた能力と環境が
マッチングした奇跡の存在。
だから、試練、使命も
並大抵ではないはずです。
特別な能力に恵まれた人生が
幸せに直結するわけではありません。
子ども一人一人それぞれ
持って生まれた能力があって
試練もその子にあった
タイミングと大きさで与えられるものだと
思います。
親は自分のエゴで、それを邪魔したり
圧力をかけないことが育児には大事で、
それが親ができる子どもへの愛だと思います。
ものすごい快挙を若くして達成した藤井名人。
人生は将棋の能力だけで
歩めるものではありません。
私には想像もつかないほどの
大きな壁、試練が立ちはだかることでしょう。
これからも自分のやりたいことを大切に
のびのびと人生を楽しんで欲しいと思います。