コミナスブログ 支援者の心構え

社会の一員という感性の育み方

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石鍋てるみです。

赤ちゃんがハイハイをした先で
振り返ってこちらをみたり
何かをしようとする前に
こちらの方を確認するかのように
見ることってありますよね。

もしも、言葉を喋れたら
「これって、やってもいいの?」
「これって触っても大丈夫?」
って聞いているような時です。


実は、この赤ちゃんが
不安でこちらを見つめるときに
いつも、自分をフォローしてくれる
優しい視線があるかどうかは
その子が社会でのルールを守る子になるか
守れない子になるかという
とても大きな影響を与えると
言われています。

乳幼児精神医学を専門としている
ロバート・エムディの
ソーシャル・レファレンシングの
感性の育ちについての研究ですが
この感性が育つには
好奇心に伴う不安を
この暖かい見守りの目の中で
解消されてきた経験を
重ねられていくことが
重要だと指摘しているわけです。

もう少し大きくなって
2歳くらいでは
自分でできたという経験をした時に
その喜びを一緒に共感してくれる人が
いてくれたかどうかも
この感性の育ちには重要なものになります。


社会に一員であるという感覚は
人と自分が同じ感情を感じ合う経験が
繰り返されて心に根付くことで
育まれていいきます。

この感性は言葉で教えたり、
理屈で教えられるものではないのです。


しかも、まだ生まれて2歳程度の
幼い頃にその感性は育ち
深く染み込んでいきます。

子どもが望んだときに
その望みにあった反応を返していくこと
暖かい眼差しを送り続けて
見守ることが本当に大事なことだと
感じています。

赤ちゃんと触れ合うときに
その感の良さに驚かされることが多いです。


たくさんの感覚を使って
情報をキャッチすることに
とても敏感です。

大人の気持ちは筒抜けです。

子どもが自分という存在が
大切にされていると
実感してもらえるように
子どもの求めに応じられる
自分でいたいと思います。

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