石鍋てるみです。
関東は台風が近づいてきています。
知り合いも、旅行の予定を変更したり
短縮したりしているようです。
自然災害はどのような被害が
もたらされるのか
その時のタイミング、
場所によっても左右されるので
運に任せるしかないって
半分諦めてしまうところもあります。
先日、ブドウ農園に行ったのですが
まさに、今からがいろんな品種のブドウが
生産される時期だそうで、
今までは台風被害も
意外と免れてきているとはいえ
半分は祈るような気持ちだそうです。
広い農園を保護する方法も
あるのかもしれませんが
今できている対策以上のことは行わず
祈るだけだというお話に
少し驚きました。
せっかく育ててきたのに
ダメになってしまったら
本当に大変なことですし
私がこの農家だったら
収穫間近のブドウを守ろうと
執着心が募ってしまうでしょう。
自然を相手のお仕事は
いつも大変なお仕事だなと
頭が下がる思いです。
こちらがいろんなことをしても
どうにもコントロールできないのが
自然現象です。
見方は違いますが
育児や介護も本来は
自然を相手にしている
仕事だと思っています。
人の人生の進みかたは
自然の営みの中で
進んでいくものです。
心身の成長は
その方向性、順序性など
決まっている法則の中で
進んでいきます。
それを本来は他人が
コントロールできないものだと
捉えておくことは
大事なことだと思っています。
支援者は何か自然のままに任せておくのは
いけないことをしているような気になって
待つことができずに
今よりも良くしようとあれこれ
手を出してしまいます。
早くたくさんのことを
身につけさせようとしたり
できないことをやってあげてしまったり
してしまいます。
これが行きすぎて
関係が拗れてしまうことが
起きてしまうこともあります。
ちょっと、ギクシャクしてきたな
何か、しっくりこないなと感じた時には
執着を捨てること
自然に任せるという選択肢も
取り入れることで
なんとなく回復に向かう事柄も
多いものです。
自然に合わせるしかないと
少し諦めのような、
自然に委ねる気持ちを持つことも
上手に生きる上では大事なような気がします。
人は自分の人生を自分のペースで生きています。
支援者はそのペースに合わせながら
最低限のアシストで、
その人にとって最大の利益が生まれるように
応援していけるといいなと思っています。