石鍋てるみです。
雨上がりで、朝の空気の湿度が49%に
なっています。
ちょうどいい湿度は
10〜60%ですから
今日は過ごしやすい湿度です。
最近はどちらかというと
湿度が高めになることが多いです。
ですから、お肌が乾燥しやすい人にとっては
ありがたい気候のはず。
それでも、肌がカサカサして、
痒くて掻きむしってしまう子どもがいます。
この時期に、肌の乾燥に
悩まされている場合
やはりそこには原因が隠れています。
アレルギー体質だということが
一番思い浮かぶのではないでしょうか。
確かに、このような体質の子どもは
この時期でも、肌が綺麗になりにくいものです。
それでも、乾燥の時期よりも
肌にとっては好条件の季節ですから
少しでも改善するためにも
この季節を使わない手はありません。
身体の中から、手当てを続けることは
当然大事ですが、
肌ケアをもう一度見直してみましょう。
一度傷ついてしまっている肌を
修復するには、清潔と保湿が大事。
ここで、誤解しないでほしいのが
清潔を保つということの理解です。
赤ちゃん用ボディソープで優しく洗っています。
毎日、きちんと洗っています。
手をこまめに洗っています。
アルコール消毒をしっかりしています。
このような注意をしている方は
清潔ということに対しての理解が
間違えているかもしれません。
このような行動は
皮膚を痛めつけてしまう行動です。
つまり、洗いすぎ、清潔にしすぎです。
皮膚の表面には
経皮的に有害なものから体を守るために
油分や常在菌というものを纏っています。
ボディソープ、消毒剤は
これらまで取り除いてしまいます。
特に、カサカサとした肌、
一度傷ついてしまっている肌は
皮膚の保護作用がなくなっている状態です。
そこに、洗浄剤、消毒剤をつけることは
肌が治ろうとする機会を
与えていないことになります。
ここでいう清潔という意味は
目に見える汚れを落とす程度のことです。
お風呂に入るのであれば
お湯だけでも充分落とせる範囲のものです。
油分を大切に残すためには
熱すぎないお湯で洗い流すことが大事です。
肌荒れしている場合、
『清潔にする』はこれだけで充分です。
擦らずに、洗い流すだけ。
そして、保湿も肌に刺激のない
ワセリン、プロペトを塗って
皮膚からの水分が逃げないように蓋をして
外からの汚れの付着を防ぎます。
現代は洗浄剤を使いすぎです。
きれいなお湯が普通に使える日本は
身体の清潔さはそれだけでも保たれています。
それでも、何か使って洗いたい
という部分については
天然石鹸を使用しましょう。
肌にも優しいですし、
排水した後も自然に優しいです。
そして、皮膚を刺激しない衣服を身につけましょう。
化学繊維を着せるのはやめましょう。
いい香りの柔軟剤もやめてみましょう。
とにかく、余計なことは
何もしないでいい。
今やっていることの結果が
今の子どもの肌荒れにつながっているのですから。
できるだけ、シンプルな生活を
心がけてみてください。
もしかしたら、数週間で子どもの肌が
元気になってくるかもしれません。