コミナスブログ 支援者の心構え

朝の支度を楽にする方法

更新日:



シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。



朝が寒くなってきて、起きるのが辛くなってきませんか?

私は、毎朝ぬくぬくとお布団にくるまっていたい気持ちと

戦っています。



そんな気持ちは子どもも同じ。

朝起きれない。

やっと起きてもぼ~っとしてたり

機嫌が悪かったりで

いつもよりも、朝の支度が進まなくて困っている

お母さんもいるのではないでしょうか?




朝から

「早く着替えなさい!」

「ご飯食べちゃいなさい!」なんて

子どもにガミガミ言いたくはないですよね。



でも、とにかく、朝は時間がない!

朝、やらなくてはいけないことはいっぱいあるし、

仕事に遅れちゃう

保育園や幼稚園に遅刻しちゃう 等々・・・

焦る気持ちが、ついガミガミ言ってしまうことに・・・



ガミガミ言ったところで、

子どもはマイペース。ちっとも思うように動いてくれず

イライラしてしまいます。


グレーゾーンの子どもたちは

特に、エンジンがかかりにくかったり、

切り替えが苦手な子どもが多いですから、

さらに、お母さんのテクニックが必要なんです。



ここで、子どもが朝の支度を楽に自分でできるようになる方法を

いくつか紹介します。



1つめは、『早起きをする』


時間がないのですから、まず朝の時間を増やす。

お母さんも、子どももいつもより30分早く起きてみましょう。



寒い朝は、エアコンのタイマーを使って

お部屋を暖めておくことも忘れずに。


グレーゾーンの子どもの

エンジンがかかりにくいという特性は

この早起きが助けてくれます。



また、時間感覚がずれてしまうとか、

見通しを持って行動することが苦手という特性もあります。

さらに、ADHDの子どもの場合気が散りやすく

不注意な傾向も持っています。

色々なことが気になって、集中できないわけです。



そこで、

2つめは『テレビをつけない、動画を見ない』





よくやりがちなのが、目を覚まさせるためや、

時間を知らせるために、

子どもが興味を持つ動画で気を引いたり

決まったテレビ番組をつけ、

「この番組が終わったら、○○をやる時間だよ。」などと

一つの区切りの目安に使う場合があると思います。



でも、特性のある子どもには、

視覚・聴覚に対する刺激が多すぎる傾向にあります。



また、興味のある動画ですと、もっと見たいといった

興味やこだわりをエスカレートさせてしまうことがあり、

かえって、切り替えることが難しくなります。



時間、見通しを立て伝えるのには

子どもの興味や理解力にあわせ方法を工夫が必要です。



スマホなどで、時間になったら、

好きな音楽が流れるようにタイマーを設定する。

かかる音楽と、作業を紐付けることで、

この音楽が鳴ったら、朝ごはんなどと決めるのもいいと思います。



時計がすこしでも分かるようになったら、

長い針がここになったら、『着がえの時間』と

数字の部分にマークをつけたり

行動の流れが分かるように

順番に写真やイラストを使って表示して、

終わったら裏返すというような仕掛けを作ったりして、

子どもが自分でできたという気持ちになれるような

子どもにとってわかりやすい方法を

試してみるといいと思います。




3つ目は『行動を習慣化する』



毎日同じ流れで朝の支度をルーティン化することが

グレーゾーンの子どもには特におすすめです。


毎日やること、言うことが大きく変わってしまうことは

何がよい行動なのか分からず、混乱してしまいます。



決められた流れのくりかえし中で、安心してとりくみ

毎朝少しずつ子ども自身ができることを増やしていくことで、

朝の支度がスムーズにできていくことになります。



習慣化することで、考えなくても行動できるようになり、

脳のワーキングメモリ―を開けることができます。

そうすると、他のことを考える余裕もできてくるので

処理することが増えた時に対応しやすくなります。



4つめは『できたことを認める』



指示を出すときは、やってほしいことを具体的に

1つずつ伝えていきます。



そして、できていることを、

「○○をしてくれて、ありがとう。」

「○○してくれて、助かるよ。」と感謝を伝えます。



子どもが行動したことが、

お母さんの役に立っているということがわかることで

子どもの心に自信が育ってきます。


5つめは、『頑張れるための目的を提供する』



朝予定通り準備ができたら、

お母さんの抱っことか、好きな果物を食べるなど

何か子どもにとってのご褒美を用意するのも

やる気アップにつながり楽しいと思います。



注意したいのは、過剰なご褒美はいらないということです。

何かを買ってあげるとかではなく、そのときに、

子どもがうれしいと感じるものを

提供するのがコツです。

子どもの日常をよくみていることで

それが何なのか、察しがついてくると思います。





いかがでしょうか?

少しでも、朝のドタバタ解消の参考になればうれしいです。


子どもの身辺自立に対しては

子どもに直接指示出ししたり、教えていくことだけでなく

毎日のくりかえし、なによりも環境つくりが大事です。



なるべく、朝は静かに落ち着いた空間を用意して、

自分に集中できる環境をつくるようにしましょう。



また、今回お伝えした、

『早起きをすること』や、『テレビ・動画を見ない』ということは

定型発達の子どもにも、私たち大人に対してもおすすめです。

私が今までやってよかったと思う

お母さんにおすすめする方法は、

いつもよりもっと早く起きて自分だけの時間をつくること。


良い環境つくりには、

お母さんが機嫌よく、元気でいることが何よりも大事です。


早起きはつらいけど、この時間を持つだけで

一日が全く違うものになります。



子どもを変えるのではなく、自分ができることなので

絶対に始められます。



一杯のコーヒーをゆっくり味わったり、

どんな一日にしようかと計画を立てたり、

ご褒美のスイーツを食べたり、

楽しめるあなただけの時間をつくりましょう。


お母さんが自分に優しくすることで、

子どもにも余裕をもって接する気持ちになれます。




早起きすること自体は、シンプルな事です。

でもそのことひとつ、毎日続けるのは、

最初は大変かもしれません。


いきなり、30分の早起きは無理でも、

「今週はいつもより5分早く起きよう」というように

少しずつ目標の時間に近づけていくことで、

無理なく早起き習慣に近づいていくことができます。

習慣になると心や身体にとってたくさんいいことがあります。


私も最初はつらかったけれど、

本当にこれだけは頑張って習慣にしてよかったと感じています。

ぜひ、取り入れてみてほしいと思います。



























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