コミナスブログ 子どもの発育と発達

赤ちゃんの姿勢に配慮しましょう

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石鍋てるみです。

先日、買い物先で
生後間もないと思われる赤ちゃんを
前抱っこしして、
洋服を見ているママを見かけました。

前抱っこというより
身体の前に縦にして
くっつけているというような感じで
赤ちゃんがくたっと脱力し
かろうじて抱っこ紐で
抑えられているといった感じです。

まだ、首も座ってない
赤ちゃんの移動方法として
これは、本当に良くない
赤ちゃんの姿勢です。

注意して抱っこされている
赤ちゃんを見てみると
抱っこ紐の中で
熟睡してしまい、
頭がうなだれたままになってたり
背後にそりかえってしまった姿勢で
移動させられている赤ちゃんを
よくみかけます。

この姿勢は、ホースを
折り曲げた時のような感じで
首を通っている神経の束の部分を
狭く抑え込んでしまっているのと
同じ状態です。

ということは
脳につながる神経の刺激を
通りずらくさせている状態なのです。

この状態が長引くこと
繰り返されることは
よくない状態だと思うと思います。


赤ちゃんは、脳を作っている真っ最中です。

長時間、首を屈曲してしまうことで
正しい神経刺激が脳に伝わらないので
何らかの異常が起こりやすくなります。

だからと言って、
すぐに、手足が痺れるとか
運動が鈍くなるといった
不都合がすぐに出てくるものではありません。

だから、たいしたことがないように
思えてしまいます。

でも、本来首は屈曲状態がないこと
通りがスムーズであることが
良い状態です。

もしも、首が座っていない場合は
ちゃんと頭を支えて、まっすぐに保つような
姿勢を作ってあげなくてはいけません。

少なくても、首が座るまでは
縦抱きは最小限にして、
仮に必要があっても
頭をしっかり支えることが大事です。

首が座った後でも
眠りについた時などには
臥床させてあげたほうがいいですし、
同様に首を守ってあげることが大事です。



発達の課題を抱える子どもが
増えている背景には
こういった、育児環境の積み重ねが
影響しているとも言われています。

生活様式や便利グッズが、
知らないうちに
子どもの発達の遅れを促している場合もあります。

赤ちゃんの身体を正しい姿勢に
導いておくことは
心身の発達においてとても重要になります。

赤ちゃんが脱力した姿勢で
ぶら下がるような姿勢で
移動することは
止めるようにしましょう。


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